州大会で優勝したのは「麻痺のある猫」

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このたび開催された米国「ペット愛好家賞」(PLCA)のコネチカット州大会で、後ろ足が麻痺している猫のRyderが優勝し、全国大会へと進むことになりました。
飼い主のLisa Karwowskiさんは、愛猫への称賛が「障がいのあるペットへの支援の波が広がるきっかけになってほしい」と願っています。彼女は、動物保護団体「Fur-Gotten Tales Animal Rescue」の共同創設者として活動を続けているのです。
「とくにわたしは、麻痺のある猫に特別な情熱を注いでいます。なぜなら、たとえ獣医でさえも、こうした猫が質の高い生活を送れるとは考えていないからです。だから安楽死させられてしまう危険があるのです」
「麻痺したペットを飼っている人たちは、すでに大きなコミュニティを形づくっています。適切なケアさえ受ければ、ペットたちは元気に暮らし、愛情を注がれて幸せに過ごしていけるのです」とLisaさん。
彼女がRyderに出会ったのは2024年12月です。親切な人が、背骨を骨折した子猫が袋に入れられて捨てられているのを発見したのがきっかけでした。Lisaさんはソーシャルメディアでこの猫の写真を見つけ、以前にも麻痺した猫を飼っていた経験から、その深刻な状態をすぐに理解しました。
「当時は本当に忙しくてわたし自身は関与できず、だれかこの猫を助けてくれる人がいないか、あるいは引き取ってくれるほかの保護団体はないかと探していました。ようやく仕事が一段落したとき、ほとんどの保護団体がこの子猫を保護しようとはしないことがわかり、失望しました。そこで、この子猫を自分で引き取り、よい猫生を送るチャンスをあげたいと考えたのです」
勇気を与えてくれる猫

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そのときは一時的に預かっているつもりでしたが、Ryderの自信に満ちた遊び好きな性格に心を奪われるようになりました。そこでLisaさんは、さまざまなソーシャルメディア上でこのすばらしい猫のことを紹介するようになったのです。
「正直いって、Ryderを見た瞬間から深く感銘を受けてしまい、この猫を手放すなんてできなくなりました。ほかの麻痺のある猫と比べて、すごく強いのです。家具にも登れるし、とても人懐っこくて遊び好きです」と彼女。
「こうした動物たちにも生きる権利があるということを、ソーシャルメディアを通じて世界に示したかったのです」
2026年8月時点で、Ryderには合計15万人以上のフォロワーがいます。
「動画を作っているとき、Ryderの物語や強さ、そしてこの猫がどれほど多くの人々にインスピレーションを与えているかにあらためて気づかされ、たびたび涙が出るほど感動します」
「わたし自身も慢性疾患に悩んでいます。だれも引き取ろうとしない動物たちに心を通わせる理由も、そうしたことが背景にあります。Ryderは、立ち上がって動き続ける勇気をわたしに与えてくれるのです」と話すLisaさんです。
「投稿を読んで、麻痺のある人々から『これはとても役に立つ!』とか『わたしのような人間にも生きる権利があり、奇妙な目で見られる必要はないということを世界に示してくれている』といったコメントをたくさんいただいています」
賞金は、保護活動のために

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Lisaさんは麻痺のある猫の世話について、次のようなアドバイスをしてくれました。
排泄ケアの準備
麻痺のある猫の多くは自力で排泄することができず、定期的に膀胱と腸を手で圧迫しなければいけない場合もあります。獣医師に手順を実演してもらい、練習を手伝ってもらいましょう。
家の中の安全
階段や高い家具の周りでは、ゲートなどの柵を使って転倒を防ぎましょう。平家のほうが移動や見守りが楽になります。
サポート体制を整備
パートナーや家族、信頼できるペットシッター、獣医助手など、餌やりや日常のケア、緊急時などに頼れる人を見つけておきましょう。
経験豊富な獣医療チームを確保
特別なケアが必要な猫のことを理解している「かかりつけの獣医師」を確保し、獣医神経科医などの専門医に相談することも検討しましょう。
ケアについて理解のある人とのつながり
経験豊富な介護者、保護団体、ネット上の特別なニーズを持つ猫の飼い主のコミュニティは、日々の世話に関して実践的で役立つアドバイスを提供してくれます。
「今回の受賞によって、Ryderとその障がい、そして猫の保護活動全般への注目が集まりました。とてもうれしいことです。もしこの猫がPLCAで全米最優秀賞を獲得できたら、賞金はわたしの運営する保護施設にいる猫たちの支援に充てたいです」
「というのも、数週間前にある猫が重篤な状態になり、治療費は5000ドル(約79万円)を超えました。普通なら諦めてしまうところでしたが、集中治療室で数日間治療を受け続けました。そして今度はわずか生後6週間の子猫が、麻痺があるために安楽死させられる危機に瀕しているんです。この子猫にも治療が必要になります」
「障がいのある猫を救いたい」というLisaさんの活動は、今後も続きます。
出典:A paralyzed kitten was left in a bag. Now, he's a disability advocate