猫の『マイクロチップ』に関する3つの知識 装着する方法や仕組みなどを解説

猫の『マイクロチップ』に関する3つの知識 装着する方法や仕組みなどを解説

猫が迷子になってしまったとき、飼い主のもとへ戻る大きな手がかりとなるのがマイクロチップです。猫と暮らすにあたって知っておきたい基本的な知識や装着の仕方、仕組みを分かりやすく解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

マイクロチップに関する3つの知識

猫に装着するマイクロチップ

1.猫の体内に装着する電子タグ

マイクロチップは、直径約1~2mm、長さ約8~12mmの円筒形をした小さな電子標識器具です。体内に埋め込んで使用しますが、外側は拒絶反応が起きにくい素材で覆われているため安全性が高い構造となっています。

マイクロチップには、世界で一つしかない15桁の個体識別番号が登録されています。この識別番号を専用のリーダーで読み取って、データベースと照合することで、登録されている飼い主の情報につながります。

2.GPSとは異なる機能

マイクロチップを入れておけば「猫がどこにいるのか分かる」と思っている人もいるかもしれませんが、GPS機能のように位置情報を把握することはできません。

誰かに保護され、個体識別番号をスキャンされてはじめてその効果が発揮されるため、GPS機能がついた首輪と併用したりすることもおすすめです。

3.販売される猫への装着は義務

日本では2022年6月1日から、ブリーダーやペットショップなどは、猫や犬を販売する前にマイクロチップの装着と情報登録が義務付けられています。

一方で、すでに飼っている猫については、飼い主の「努力義務」とされています。装着は、猫の年齢や健康状態なども含めて獣医師と相談して検討するとよいでしょう。

装着方法・仕組み

マイクロチップを読み取る人

マイクロチップの装着は動物病院で行います。獣医師が専用の注入器を使って猫の皮下に埋め込みます。首の後ろあたりに装着するのが一般的で、一度埋め込むと半永久的に外れることはありません。

猫の健康状態や種類にもよりますが、生後4週齢ごろから装着できます。費用は病院によって異なりますが、数千円から1万円程度が一般的で、一部を補助する制度がある自治体もあります。

体内に入ったマイクロチップに専用のリーダーを近づけると、リーダーから発せられた電波にマイクロチップが反応してデータを送り返す仕組みとなっています。このため、電池を入れたり、充電をしたりする必要はありません。

ただし、マイクロチップを装着していても、飼い主の情報が正しく登録されていなければ、迷子になった猫の身元確認につながりません。

すでにマイクロチップを装着した猫を迎え入れた場合は、ブリーダーやペットショップから登録証明書をもらい、専用のサイトで登録情報を変更しましょう。

動物病院で新たにマイクロチップを装着した際には、病院から装着証明書をもらい、同じく専用サイトで新規の登録手続きが必要となります。

まとめ

猫を抱く人

マイクロチップは、猫の体内に埋め込む小さな電子タグです。個体識別番号を専用リーダーで読み取ることで、登録された飼い主の情報を確認できます。

GPSのように猫の居場所を追跡するものではありませんが、迷子や災害などで離ればなれになってしまったときに、再会するための大切な手がかりになります。

すでに家庭で暮らしている猫については努力義務となっています。装着を考える際には、猫の年齢や健康状態も含めて獣医師に相談してみましょう。

愛猫の安全を守るためにも、ぜひ記事を参考にしてみてくださいね。

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