亡き猫の思いを残すための3つの方法

愛猫が遺した写真や猫グッズ、ヒゲや被毛などを活用して、生活空間の中で感じられる品を作る方法があります。
具体的な3つのアイデアを順に解説します。
1.愛用品に新しい役割を与える
写真や骨壺を置く祭壇を作っているなら、愛猫が使っていたものをそのままの形で飾っておくのも悪くはありませんが、これまでとは違う役割を与えて、実際に毎日活用してあげるという工夫もおすすめです。
たとえば、食事に使っていた器をキレイに洗って玄関に置く小物入れに、あるいは、首輪や迷子札はそのままバッグやキーチェーンとして活用できます。愛用していたブランケットをクッションカバーにすれば、いつでも愛猫が隣で寝ているように感じられるかもしれません。
洗浄できるものに関しては、しっかりと洗って完全に乾燥させてから使用するようにしましょう。多頭飼いの家庭なら、洗浄後は他のコに再利用する方法もあります。
2.クリエイティブな形でアートにする
生前の愛猫の写真が大量にある飼い主さんも多いでしょう。
データのままでは、たくさんの写真が残っていても、時間があるときにしか見なくなってしまう可能性があります。もっと、いつでも目にできるように、写真の中からアート作品を作って部屋に飾ってみませんか?
お気に入りの写真を複数枚プリントして、画用紙などに切り貼りしてコラージュしてみましょう。コラージュ作成は、悲しみや寂しさの心の整理にも役立つといわれています。出会いから直近までを時系列に並べるだけでなく、食べているシーンだけで「食いしん坊」や寝ているだけの「お昼寝」などテーマを決めてもいいでしょう。
また、絵画に挑戦してもいいかもしれません。絵に自信がない人でも、トレーシングペーパーとチャコペーパーを使って、拡大した写真をなぞるだけで上手にアウトラインが描けます。あとは塗り絵の要領で色を足せば「飾れる愛猫の絵」を自分で作れます。
3.遺骨を使ったメモリアルグッズ
メモリアルグッズの中には、小さな密閉カプセルがついたアクセサリーがあります。これらは、ネット通販などでも購入でき、自身で骨壺から遺骨や遺灰の一部を入れて、いつでも身に着けて供養できるものです。
また、遺骨から人工ダイヤモンドやガラス製品に加工する方法もあります。人工ダイヤモンドは、遺骨から炭素を取り出して高圧力でダイヤにする方法です。出来上がったダイヤをキレイにカットして製品化してもらいます。唯一無二の製品ですが、費用は数十万〜数百万と高額です。
一方、ガラス製品は、遺灰や遺骨を溶けたガラスの中に入れて、置物やアクセサリーに加工する方法です。ダイヤモンドと比べて、加工の幅が広いことから好みの製品を選びやすくなります。費用も数万円くらいから選べます。
保管場所や身につける頻度など、自身のライフスタイルに合った製品を選びましょう。
愛猫との思い出の品を整理する際の心構え

愛猫を失えば、どんな別れ方であっても飼い主も多かれ少なかれ後悔や心残りがあるものです。そして、しばらくの間は、ぼんやりとして何も手につかなかったり、一日に幾度も愛猫のことを思い出したりすることもあります。
思い出を残すための作業は、すぐにはじめようとしたり、四十九日や周忌などの世間的な節目に無理やり合わせたりする必要はありません。気持ちが落ち着いてきて、ちょっとやってみようかなと思えるようになったときがベストなタイミングです。自分のペースで試してみてください。
愛猫の遺したもので作業をするときには、できるだけ時間に余裕をもって、時々お茶を飲みながらのんびりと過ごしましょう。作業が進むにしたがって、少しずつ気持ちも整理できていくはずです。
ただし、どうしても触る気になれない間は、それらを「そのまま置いておく」でも大丈夫です。あれこれと急いで決めないことも、愛猫を想うために大切な時間です。
まとめ

人のメンタルとして、寂しいときに寂しさを我慢するのは決して良いことではありません。そのため、「飼い主がいつまでも落ち込んでいてはダメだ!」と振り切ろうとしなくても大丈夫です。
ただ、しばらくして愛猫を失ったつらさよりも、一緒に過ごした時間に感謝できるようになったら、思い出を形として残してみてください。今回紹介した写真のコラージュや写し絵などは、誰でも安価でできるのでとてもおすすめですし、ダイヤやガラスは半永久的に変わらない形で残せます。
おそらく旅立った猫ちゃんは、生前楽しいことが大好きだったのではないでしょうか。もしかしたら、その作業も一緒に楽しんでくれるかもしれませんね。