調べておきたい健康データ3選

1.体重
まず記録しておきたいのが、体重です。体重は健康のバロメーターになりますので、定期的に測っておけば、「いつから」、「どれほど増減したのか」が分かります。
健康な成猫であれば、月に1〜2回以上が目安です。猫を抱っこして体重計に乗り、自身の体重を引くと猫のストレスが少なく体重を測ることができます。
食事や排泄によって体重が変動してしまう可能性があるので、時間帯を決めるなど条件をそろえて測ることをおすすめします。
2.呼吸数
猫の体調管理をする上で呼吸数も大切なデータとなります。
猫が寝ているときや、リラックスしてじっとしているときに、胸やお腹に手を当てて、上下する回数を数えてみましょう。吸ってから吐くまでを1回と数えます。触られると動いてしまったり、喉をゴロゴロさせたりしてしまう場合は、触らず胸の動きをよく見て回数を数えましょう。
猫は動いてしまいやすいため、1回の上下運動を1呼吸として15秒間数えた回数を4倍すると1分間の呼吸数を求められます。
遊んでいるときや、興奮しているとき、運動をした後などは呼吸が乱れがちになるので、必ず落ち着いた状態で数えるようにしましょう。
3.飲水量と尿の回数・量
水を飲む量と、おしっこの量や回数をチェックすることで、腎臓病や糖尿病などの病気の兆候をつかむことができます。
朝に決まった量の水を容器に入れ、交換するタイミングで残った水の量を計測して、1日の飲水量を確認しましょう。
また、毎日猫がおしっこに行く回数を数えるとともに、猫砂の塊の大きさや個数で量も確認しましょう。最近では、トイレの下に置いて尿の回数や量を計測できるデバイスもありますので活用するのもおすすめです。
異変があるときのサイン

体重の著しい増減
猫の性別や種類などによって個体差はありますが、一般的な成猫の体重は3~5kgとされています。その猫の適正な体重よりも15~20%以上多いと肥満状態とされ、糖尿病や関節炎などのリスクが高くなります。
一方、肋骨や背骨が浮き出るほど痩せている場合は、加齢や食事量の不足といった原因のほかに、腎臓や消化器、内分泌系などの疾患が隠れている恐れもあります。
呼吸がおかしい
猫の呼吸は1分間に20~30回程度で、寝ているときは15~25回程度と少なくなるのが一般的です。
口を開けてハアハアと息をしていたり、1分間の呼吸数が40回以上になっていたりするときには、呼吸器や心臓の異常が考えられ、夏場だと熱中症の可能性もあります。
いずれの場合も緊急性が高い状態ですので、すぐに動物病院を受診しましょう。
水を飲む量や尿量の変化
猫が水を飲まなくなった場合に疑われるのが、口の中や泌尿器などの疾患です。一方で、体重1kg当たりの1日の飲水量が50ml以上になるときには、「多飲」で腎臓病や糖尿病などが隠れていることも。
また、トイレに何度も入るのに尿が出ない、少量しか出ないといった様子があれば、尿道閉塞や膀胱炎など命に関わる事態に陥っている可能性があります。飲水量や尿量に明らかな変化があった場合は、様子を見ずにすぐに動物病院を受診しましょう。
まとめ

愛猫の健康を守るためには、病気について詳しく知っておくことだけでなく、元気な状態を知っておくことも大切です。
普段から、「いつもの姿」をよく観察するとともに、体重や安静時の呼吸数、飲水量や尿の状態をチェックしておきましょう。
データや数字だけで病気や異変を完全に察知することはできませんが、ちょっとした変化にも気づけるきっかけになります。
「もしも」のときにも慌てずに素早く対応できるように、健康なときからの記録を習慣にしておくと良いでしょう。