猫に『トイレトレーニング』を上手に教えるポイント5つ 覚えられないときの原因や見直したいことまで

猫に『トイレトレーニング』を上手に教えるポイント5つ 覚えられないときの原因や見直したいことまで

知っているようで意外とアタフタしがちな猫のトイレトレーニング。今回は、上手に教える方法から覚えにくい猫に起こりがちな原因、見直すべきポイントまで詳しく解説いたします。

『トイレトレーニング』を上手に教えるポイント5つ

トイレに座る子猫

比較的トイレのしつけが簡単だといわれる猫。その理由は猫の習性にあります。猫はとても綺麗好きな動物なので、本来であれば所定の場所(砂地)以外で排泄することがないためです。

とはいえ、一度も誰からも猫のトイレ事情を教わったことのない猫の場合は別の話。哺乳が必要な猫を保護した際は、こちらが積極的に関与して『トイレトレーニング』をしなければなりません。

ここでは、自力で排泄が可能になる生後3週間頃を目安にトイレを教えるためのポイントを5つ紹介いたします。

1.失敗しても叱らない

まず大前提として、失敗しても叱ったり怒鳴ったりしてはいけません。もちろん手を挙げるなどもってのほかです。

この大切なスタート時期に叱ってしまうと排泄自体が悪いこと、怖いことと捉えるようになってしまいます。

ネガティブな体験が更なる失敗や膀胱炎へとつながる恐れがあるため、常に優しい気持ちを持つように心がけてください。

2.場所を覚えてもらう

子猫に使ってもらうトイレの準備が整ったら、場所を覚えてもらいます。そのためにはまず子猫がトイレに行きたい仕草を覚え、特定の行動を元に子猫を抱き抱えてトイレに連れて行くようにします。

これを繰り返すことで、概ね1週間ほどで自力でトイレに行けるようになります。

3.ソワソワは怪しいサイン

子猫はトイレに行きたくなるとソワソワしたり、床のにおいをクンクンと嗅ぐような仕草を見せます。これが先ほど紹介した"覚えるべきサイン"です。

他にも床を掘る・ウロウロするなど、様々なサインがあります。遊びの最中に変わった行動に出ることが多いので、よく見てあげてください。

4.トイレは飼い主さんの視界に入る場所に置く

トイレの設置場所も重要です。トレーニング中は見守りが必須なため、必ず目の届く場所に置くようにしてください。

とはいえ部屋のど真ん中は避けましょう。人の出入りが少ない場所の中で確認が取れやすい絶妙な位置にしておくと安心です。

4.排泄済みの砂を残して掃除する

成猫のトイレ掃除においては排泄物を綺麗に取り除くことが鉄則です。一方、トレーニング中は排泄済みの砂を少し残すことがポイントになります。

具体的には大きな尿の塊や便は除去しつつ、固まりきらなかった砂の残骸を残すようなイメージです。

こうすることで『臭い』でトイレを認識しやすくなります。しっかり定着するまではこれを続けてあげましょう。

尚、全ての砂を入れ替える掃除もこの時期には行わず、敢えてその場に残しておくようにしてください。

5.根気強く続ける

トイレを覚えるスピード感には個体差があります。必ず1週間で覚える保証はありませんし、逆にあっさりと習得してしまう猫もいるでしょう。

猫の飼育歴が長い飼い主さんは過去に育てた猫や、先住猫と比較したくなるかもしれません。しかしそれは子猫にとって負担になることです。

過去の失敗例や成功例は参考にしつつも、覚えの善し悪しについてはあまり考えないように心がけてみてください。

大切なのは"根気強く続けること"です。上手くいったときは笑顔で褒め、失敗してしまったときは優しく励ましてあげてください。

トレーニングが難航する場合に見直すこと

トイレの失敗

日々根気強くトレーニングを続けても、なかなか成果が現れないことがあります。更には一度習得したはずのトイレを失敗するようになるケースもあります。

ここからはトレーニングが上手くいかないと感じる場合や、粗相が復活した場合に見つめ直してほしいポイントと改善策について紹介いたします。

トイレの大きさ・高さの相性

トレーニングを開始する目安となる生後3週間の子猫の体高(床から背中までの高さ)は10cm前後しかありません。よってトイレが大き過ぎても使えませんし、高さがあり過ぎても入ることが困難です。

最初は小さな空き箱にトイレシートを敷き、その中に猫砂を入れて簡易トイレを作ると良いでしょう。その後入口が浅い子猫用のトイレにサイズアップし、更に成猫用のトイレに移行します。

移行の際は前回の砂を少量入れるようにすると成功しやすいです。トイレのサイズ感や高さに関しては意外な盲点になりやすいので、よく見てあげてくださいね。

砂の質感

猫砂にはいくつか種類があります。代表的なものとしては鉱物系・紙・おから・吸収しないペレットなどがあります。ペレットは主にシステムトイレに用いる砂です。

実は種類が豊富なだけに好みもバラバラなのです。一旦覚えたトイレを失敗するケースでは、良かれと思った砂の変更が原因になることもしばしば。余程の事情がない限り、好んで使用しているタイプを継続してください。

また、トレーニング中にあれこれ砂を変えることも控えるようにしてください。統一したものを用いることを原則とし、相性が悪いと判断した場所のみ変更するようにしてください。

ちなみに猫砂の相性を見極めるポイントは、足を踏み入れるかどうかです。猫の場合は前足からトイレに侵入するのですが、質感が嫌な場合は触れることすら躊躇います。

使用後に床や壁ばかり掃除する仕草もこれに相当するケースがあるので、よく観察してみてください。

先住猫がどこにいるか

安心して排泄ができるようになるまでの間は、先住猫の邪魔が入らないようにしてあげてください。

居住スペースを離す(階を分ける)ことが理想ですが、難しい場合はケージを置いて対応してみてください。

おそらく慣れてくるとトイレに帰りたがるはずです。フリーにしている場合はその都度ケージに帰してあげましょう。また、家を空ける際はケージに入ってもらうと安心です。

排泄自体に問題がないか

極端な頻尿・残尿感による粗相・下痢・粘液便などが見られる場合は、体調不良を起こしている可能性があります。

このように明らかな異変があれば動物病院に連れて行ってください。特に子猫の場合は待ったなしに悪化することがあります。

子猫を保護したり、譲り受けた際は普段の病院の他に夜間対応の動物病院をピックアップしておいてください。

まとめ

トイレに自信を持った子猫

猫は本能的な縄張り意識があるため、トイレという概念が比較的はっきりしています。そのためトレーニングもスムーズに行く場合が多いのですが、それなりにコツがいるものです。

今回は、生後3週間頃を目安に始めたいトイレトレーニングについて紹介いたしました。なお、この方法は、成猫の野良猫を保護した場合にも応用可能です。

トレーニングしやすい動物とはいえ、覚えるまでのステップやトイレに行きたい仕草、トイレ本体や猫砂の相性はそれぞれです。

実際のトレーニングの中でやりやすい方法や、愛猫に合った方法があれば積極的に実践してみてください。

ここでの情報が少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。

スポンサーリンク