酒場の人気者になった猫

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ロンドンのコベントリーでいま、2匹のハチワレ猫がソーシャルメディアを通じて有名になり「セレブ扱い」を受けています。
1匹はライブ会場に姿を現す一方で、もう1匹は酒場(パブ)にいるのを好みます。それぞれが独自のグッズを作ってもらって広く販売されており、多くの人が猫を目当てに集まってくるのです。
そのうちの1匹Murphyは、野良猫として茂みに隠れて暮らしているところを目撃され、その後街の中心部にある「オールド・ウィンドミル・パブ」の駐車場に迷い込んできました。当時は痩せ細って、だれかの手厚い世話が必要な状態でした。
でも今ではすっかりこのパブの「おなじみ」になり、常連客に大人気なのです。
「これまでこのパブに来たことがないのに、ソーシャルメディアで猫の写真を見て来店するお客さんまでいます。入口でまず『Murphyはどこ?』って聞かれることも多いですね」というのは、店のオーナーPeter Dunkleyさんです。
ライブに参加する音楽好きな猫

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街の反対側に位置する「ファーゴ・ビレッジ」には、有名な猫Fargoがいます。ここはコンテナを利用したおしゃれな店舗がたち並ぶクリエイティブな一画で、そのショップやバーで頻繁に目撃されるFargoは、お客さんやスタッフたちと交流して人気者になっています。
ファーゴ・ビレッジのスタッフたちはこの猫のためにインスタグラムのアカウントを開設し、毎日の冒険のようすを投稿しています。
「猫を見るためだけに来る人もたくさんいます。本当に愛らしくて、みんな彼に夢中なんですよ」というのは、バーのマネージャーBernie Blossomさんです。
「初めて現れたのは、2025年10月のハロウィンの夜でした。みんなが外に繰り出していたとき、突然白黒の猫が現れて、以来居座るようになったんです。それから数ヵ月のうちに、店舗内で開催される深夜のライブイベントにも、その猫が顔を出すようになりました」
どうやらFargoはレコードに夢中のようです。レコード店の店主Alun Robertsさんはこう話します。
「この猫は6ヵ月以上前からうちに来るようになったんです。ここで開催するライブにも来て、客席にどっかりと座っていますよ。でも大音量の演奏とか、パンク系のライブはあまり好きじゃないみたいですね。フォークソングやアンビエント系の音楽が好きで、ドラム演奏とかそういうのはあまり好みではないみたい。ライブではお客さんのほうも、猫がどこにいるかしっかり注目しています」
猫グッズの販売は慈善活動にも貢献

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プリントスタジオのSarah Friedlosさんは、マイクロチップが埋め込まれていないか確認するためにFargoを動物保護団体に連れて行ったものの、何も情報はなかったと話しています。そこで彼女は定期的に餌をあげるようになりました。
「Fargoはここに来てしっかり食べて、それから寝て、そしてどこかへでかけていくのです。ほかにもレコード店などいくつかのショップで餌をもらっているので、この猫を絵本に出てくる”6つの家をもつ黒猫”にちなんで『6食Sid』と呼んでいます」と彼女。
Fargoの世話人たちは、獣医費用と健康維持のための経費を賄うために、マグカップ、キーホルダー、ブロマイド、バッジなどさまざまなグッズを販売しています。
一方で、Murphyのグッズは慈善活動の資金集めのために役立っています。この猫の名前で販売されたマグカップは、約80ポンド(1万7千円)の寄付金を集めました。さらにパブのお客さんたちがRSPCA(王立動物虐待防止協会)に寄付できる仕組みづくりも計画されているといいます。
「Murphyは、店のマーケティング担当のような活躍ぶりです。パブのお客さんも彼をとても気に入っています。その代わりに、こちらは餌と寝床を与えているのです」というPeterさんです。
この2匹の名声は、今後しばらく衰えることがなさそうですね。
出典:Stray cats showing up at raves, gigs and pubs now have own merchandise