猫の『寝起きが悪い』ときに見せる仕草3選 体調を崩しているの?確認すべきポイントまで

猫の『寝起きが悪い』ときに見せる仕草3選 体調を崩しているの?確認すべきポイントまで

「名前を呼んでもなかなか起きない」「起きたと思ったら不機嫌そう」と、愛猫の寝起きが悪いと感じたことはありませんか。猫はもともと睡眠時間が長く、深く眠ったあとはすぐに活動モードへ切り替わらず、しばらくぼんやりしていることがあります。一方で、「寝起きが悪いだけ」と思っていた様子が、実は倦怠感や痛みなどによる体調不良だったというケースには注意が必要です。ここでは、寝起きが悪い猫によく見られる仕草と、体調を崩している可能性を考えたほうがよいサインについて解説します。

SupervisorImage

記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

猫の寝起きが悪いときの仕草3選

寝起きの猫

猫は一日の多くを眠って過ごす動物なので、目覚めた直後にすぐ動き出さないことは珍しくありません。大切なのは、寝起きの様子だけでなく、その後いつも通りの状態へ戻るかどうかを見ることです。

1.起きてもしばらくぼんやりしている

目を開けたのに遠くをぼんやり見つめていたり、名前を呼んでも反応が薄かったりすることがあります。深い眠りから目覚めた直後は、周囲の状況を把握するまで少し時間がかかることもあります。

目を細めたまま座っている、伸びをしてからゆっくり動き始めるといった様子で、その後普段通りに過ごしているのであれば、大きく心配する必要はないでしょう。無理に何度も声をかけたり抱き上げたりせず、猫自身がしっかり目覚めるまで静かに待ってあげることが大切です。

2.不機嫌そうな表情や態度を見せる

寝起きに目を細めたり、じろっとこちらを見たりして、不機嫌そうに見える猫もいます。さらに、触ろうとすると顔をそむける、体を離す、しっぽを振る、手を避けるといった反応を見せることも。

眠っているところを起こされた猫にとっては、すぐに触られること自体が負担になる場合があります。起きた直後は無理に構わず、猫が自分から近づいてきたり、毛づくろいを始めたりするまで少し時間を置いてから触れ合うとよいでしょう。

3.呼んでもなかなか起きてこない

「ごはんだよ」と呼んでも寝たままだったり、一度目を覚ましてもすぐに二度寝したりする猫もいます。もともと睡眠時間の長い猫や、シニア期に入って活動量が落ちた猫では、このような様子が見られることがあります。

天候や気温、その日の活動量によって眠る時間が長くなる場合もあるでしょう。起きたあとは普段通り歩き、ごはんを食べ、トイレにも行っているのであれば、その猫なりの睡眠リズムである可能性があります。

寝起きが悪いのは体調を崩しているから?

あくびする猫

一見すると「眠そう」「寝起きが悪い」だけに見えても、実際には倦怠感や痛み、発熱などによって動きたくない状態になっていることがあります。そのため、寝起きの良し悪しだけで判断するのではなく、目が覚めたあとの様子まで確認することが大切です。

起床後しばらくすると自力で立ち上がり、普段通り歩いて食事や水分を摂れているのであれば、単に眠気が残っていただけの可能性が高いでしょう。一方で、時間が経ってもぐったりしている、動きたがらない、食欲がない、隠れたまま出てこないといった状態が続く場合は、体調不良を疑う必要があります。

また、いつもはすぐ反応する猫が急に起きなくなった、寝ている時間が極端に増えたなど、普段との明らかな違いがある場合も注意しましょう。

寝起きに確認すべきポイント

ぼんやりしている猫

愛猫の寝起きがいつもと違うと感じたときは、「起きるまでに時間がかかった」という一点だけで判断せず、その後の動きや食欲、反応も合わせて観察しましょう。

  • 呼びかけや生活音に普段通り反応しているか
  • 自力で問題なく立ち上がれるか
  • まっすぐ歩けているか
  • ふらつきやよろけがないか
  • 首が不自然に傾いていないか
  • ごはんをいつも通り食べているか
  • 水を飲む量に大きな変化がないか
  • 排尿や排便の回数、状態に異常がないか
  • 触ったときに痛がる場所がないか
  • 日中になってもぐったりした状態が続いていないか

特に、起き上がれない、ふらつく、呼びかけへの反応が極端に鈍い、呼吸がおかしい、けいれんがあるといった場合は、すぐに受診が必要です。普段から「起きたあとに何をするか」を知っておくと、小さな変化にも気付きやすくなるでしょう。

まとめ

寝ぼけ顔の猫

猫の寝起きが悪いときには、しばらくぼんやりする、不機嫌そうな態度を見せる、呼んでもなかなか起きないといった仕草が見られることがあります。目覚めて少し時間が経てば普段通りに動き、食欲や排泄にも問題がないのであれば、その猫の睡眠状態や生活リズムによる可能性が高いでしょう。

一方で、時間が経ってもぐったりしている、起き上がれない、ふらつく、食欲がないといった変化がある場合は、単なる寝起きの悪さではなく体調不良が隠れていることがあります。普段の寝起きとの違いを観察し、「いつもと違う」と感じる状態が続くときは、早めに動物病院へ相談しましょう。

スポンサーリンク