猫があなたを見つめて鳴いているときの理由3選

猫の鳴き方は、声のトーンや身体の動き、そのときの状況を組み合わせることで、それぞれの理由や感情の違いを判別できますが、ポイントは見つめてくること。
猫の気持ちに沿った対応ができるように、猫がこちらを見て鳴く時の理由を確認していきましょう。
1.心配している
私たち飼い主が、本を読んだりテレビや動画視聴をしたりしているときは、身体を動かさずにジッとしています。
そんなときに限って、猫が鳴いてくると、つい「かまってほしいのかな」「寂しいのかな」と考えがちですが、実は猫側から見ると「ジッとして動かないなんて具合が悪いのだろうか」と、ちょっと心配して声をかけている可能性も考えられます。
実際、かまってほしいのだろうとおもちゃを振ってみても、目で追うだけで乗ってこず「遊んでほしいわけではなかった」と気づかされるケースもあります。ただし、子猫や若い猫の場合は、やはり遊んでほしいことも多いようです。
2.美味しいおやつが欲しい
決まった時間に食事を終えても、まだ鳴いてくるときがあります。「しっかりと食べたはずなのに」と少しだけおかわりをあげても不満そうにするときは、いつもの食事のほかにおやつのような嗜好性の高い食べ物がほしいのかもしれません。
ふだんから美味しい食べ物をもらい慣れている猫は、舌が肥えている傾向があります。そのため、お腹が少し膨らんでくると「いつものごはん」よりも「もっと美味しいおやつ」を催促して鳴くことがあるのです。
本来なら、決まったフードを計量して与えることが推奨されますが、1日の総カロリーの10%以内に収まる範囲であれば、トッピングやおやつを与えることで猫の満足度も上がります。
3.手伝ってほしい
猫は飼い主をよく見ているため、人間が自分ではできないことを解決してくれる存在だと学習しています。そのため、飼い主を信頼して「手伝って」とお願いしてくることも度々あるでしょう。
たとえば、部屋のドアが閉まっているときに「開けて」と鳴く、あるいは、遊んでいたおもちゃが手の届かない場所に入り込んでしまったときなどに「取って」と頼んでくることもあります。中には、トイレが汚れていることを知らせるように鳴く猫もいます。
この場合は、ふだん鳴かないような場所で鳴くことが多く、「どうしたの?」と声をかけると、飼い主を連れて行くように誘導することも少なくありません。時間も場所も心当たりがないときには、単純に「手伝って」と訴えている可能性も高いのです。
猫が鳴いてきたときの接し方のポイント

ここまで見てきたように、猫がこちらを見つめながら鳴いてくるときは、ただ単純に「おなかすいた」や「かまってほしい」と甘えているだけとは限りません。
猫が鳴いている声の高さや長さ、体が向いている方向などをあわせて見ると、気持ちを読み取りやすくなります。猫が飼い主を見つめて鳴いているのに、体だけ別の方を向いているときは、ほかの場所に誘導したい可能性があるのです。
猫が鳴くのは何らかの気持ちを伝えたいからですが、「不安」や「警戒」、「痛みや体調不良」で鳴いているときには、耳を横に倒し、こわばった表情でうずくまる姿勢を取っていることが多くあります。
猫の鳴き声に気づいたら、その理由までをすぐに決めつけず、一旦様子を確かめて鳴いている理由を探していきましょう。
まとめ

猫が鳴いてきても、明確な理由がよくわからずに適当に対応してしまうこともあるかもしれません。しかし、できれば理由を決めつけずに、猫の意図に寄り添ってあげたいものです。
それには、まず鳴いてくることを単なる「要求」だと大雑把に処理せず、猫の鳴く場所やタイミング、態度などから猫が何に意識を向けて鳴いてきているのかを探りましょう。鳴き方や猫の体の動きを見ると、気持ちの切実具合も判断しやすいでしょう。
猫の気持ちを察することができるようになると、鳴けば伝わる安心感から、猫も人も落ち着いた関係を築くことができます。ただし、毎回先回りして何でもかんでも要求を叶えてしまうと、猫の言いなり(下僕状態)になってしまうためバランスが大切です。