「上級ネズミ捕り」の駅猫

画像はイメージです
英国ウェスト・ミッドランズ地方にあるストゥールブリッジ・ジャンクション鉄道駅には、よく知られた猫がいます。その名はGeorge。2017年に同駅に初めて姿を現し、その後飼い主がスペインに移住したときに駅員に引き取られました。
10歳のこの猫は、ソーシャルメディアアカウントのおかげでちょっとした有名人となり、アメリカ、カナダ、アジアなど遠くからもファンが彼に会いに来るほどの人気です。
Georgeの正式な役職は「上級ネズミ捕り係」ですが、その肩書きが示す以上に大きな影響力を持っています。ソーシャルメディアに心温まるメッセージを投稿したり、この猫をかたどったグッズの収益の一部を地元の慈善団体に寄付したり。各地からプレゼントとして送られてくるおやつは、恵まれない猫たちに分けられているのです。
2021年、同駅はGeorgeの活躍のおかげで鉄道配送グループ主催の「ワールドカップ・オブ・ステーションズ」賞を受賞しました。23年には「駅の切符売り場を守るためのキャンペーン」でも、この猫が積極的な役割を果たしています。
駅猫の伝統を引き継ぐGeorge

画像はイメージです
2026年7月時点で、Facebook上で9万人以上、Instagramでは3万6千人以上のフォロワーを獲得しているGeorgeですが、同時にこの猫は「鉄道駅で害獣駆除をする駅猫」という長い伝統を受け継ぐ一例なのです。
Ian Tomlinson駅長によると、同駅には何年も前に別の猫が住み着いており、ほかにも近郊のスメスウィック・ウェスト駅、ラングレー駅、ロウリー・レジス駅に駅猫がいたそうです。その中でもGeorgeの人気は抜群で、Googleマップには「観光名所」としてマークされるほどになりました。
現在駅に住んでいるGeorgeですが、Ianさんが退職したら、彼の家に引き取られることになっています。
「ありのまま」が魅力の秘密

画像はイメージです
この猫のソーシャルメディアのアカウントを管理しているSimone Carterさん(ウェスト・ミッドランズ鉄道社員)は、こう話します。
「Georgeは以前から駅の利用者に大変人気がありましたが、世界中からフォロワーが集まるほどのスターになるとは、だれも想像していませんでした」
「Georgeのフォロワーからたくさんのリクエストをいただいたので、最初はカレンダーを発売しました。すると想像以上の反響があり、それ以来Georgeの駅での冒険にインスパイアされた服やその他のアイテムも製作・販売するようになりました」
「フォロワーの多さには、今でも驚かされます。George自身は、ただありのままの自分なのです。お客さんに挨拶したり、駅を見守ったり、検査の合間に昼寝をしたり、おやつを絶対に逃さないようにしたりしているだけなんですけれど。きっと、無理やりやっているわけではないので、みんなが共感してくれるのだと思います。この子は個性豊かな駅猫なんです」
「一番やりがいを感じるのは、Georgeが人々にどれほどの喜びをもたらしているかを目の当たりにすることです。フォロワーの方々から、彼の毎日の投稿が『辛い時期を乗り越える助けになった』『笑顔になれるきっかけになった』あるいは単に『日々の生活の一部になった』といったメッセージを頻繁にいただいています。それがわたしたちにとって、この上なく誇らしい瞬間なのです」
出典:
・George the Stourbridge station cat has his own merchandise
・Popular train station cat gets Google Maps marker