猫のフードに使われている『添加物』3選 どんな効果があるの?与えても問題ない?

猫のフードに使われている『添加物』3選 どんな効果があるの?与えても問題ない?

キャットフードの原材料表示で見かける「添加物」の文字。何となく不安に感じる飼い主さんもいるかもしれません。今回は、猫のフードによく使われる添加物4つと、その役割や安全性について解説します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

フードに使われる添加物3選

さまざまなキャットフード

1.酸化防止剤

フードには脂質が含まれていますが、空気や光に触れることで酸化が進みます。酸化した脂質は風味が落ちるだけでなく、栄養価の低下にもつながります。

そのため、品質を保つ目的で酸化防止剤が使用されています。トコフェロールやローズマリー抽出物といった天然由来のものが多いですが、合成酸化防止剤が使用されることもあります。

2.ビタミン類

人と同じように、猫にとってもビタミンは健康維持に欠かせない栄養素です。しかし猫には、ビタミンAやビタミンDなど体内で合成できない栄養素があります。

野生下では、内臓や骨を含めて獲物を丸ごと食べることでビタミン類やミネラルなどを摂取していますが、代わりにキャットフードには、猫の体に必要なビタミン類がバランスよく添加されています。

3.増粘安定剤

ウェットフードによく見られる添加物が増粘安定剤です。増粘剤や増粘多糖類と書かれている場合もあります。加工でんぷんやグァーガムなどが代表例で、フードに適度なとろみやまとまりを与える働きがあります。

基本的には安全性は高いとされていますが、猫の体質や食べる量によっては軟便などを引き起こすことがあるといわれています。

効果は?与えても問題ない?

エサを食べる猫たち

添加物の中には、保存料や発色剤として使われる亜硝酸ナトリウムや、合成着色料の赤色102号など、猫の体に悪影響を及ぼす可能性が指摘されているものもあります。

猫や犬の健康を守るために、日本では2009年に「ペットフード安全法」という法律が施行されました。有害物質を含むペットフードの製造・販売・輸入の禁止や、ペットフードのパッケージに添加物を含む原材料の表記などが義務付けられています。

近年は「無添加フード」も多く販売されていますが、添加物の中には重要な役割を担うものもあります。「添加物が入っているか」だけでなく、どんな材料や成分が含まれているかを確認して、猫の年齢や体質、健康状態に合ったものを選ぶことが大切です。

まとめ

おやつをもらう猫

キャットフードに使われる添加物には、品質の維持や栄養バランスの調整など、さまざまな役割があります。添加物の中には、聞きなれないものもあり、不安を覚えるかもしれませんが、すべてが危険というわけではありません。

「添加物」という言葉だけに注目するのではなく、どのような成分が何のために使われているのかを確認することが重要です。

また、飼い主側もキャットフードの適切な管理を徹底し、劣化を防ぐ配慮が必要です。

正しい知識を身につけて、年齢や体質、健康状態や好みに合ったフードを選ぶことで、愛猫の健やかな毎日をサポートしてあげましょう。

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