猫が「興味を示す理由」とは?

猫には、新しいものに興味を示す「ネオフィリア」と、新しいものに警戒する「ネオフォビア」の2つの性質があるといわれています。一見矛盾して見えますが、どちらも猫が野生で生き残るために身につけてきたものと考えられます。
猫が未知のものに近づいてニオイを嗅いだり触ったりするのは「危険ではないか」「どんなものなのか」を確かめるためです。警戒心よりも好奇心が上回ると、このような行動が見られやすくなります。
完全室内飼いの猫にとっては、家の中が自分の縄張り。そのため、小さな変化でも確かめずにはいられません。
ここからは、好奇心が強い猫によく見られる代表的な行動を5つご紹介します。
『好奇心が強い猫』が思わずしてしまう行動5選 安全を守るための注意点も

1.持ち物のパトロール
飼い主さんが外出から戻ってカバンや買い物袋を置くと、すぐさま検品作業のような行動が始まります。
「知らないニオイ」「見たことのないアイテム」「カサカサと音がする袋」などは、どれも猫の好奇心をくすぐるものばかりです。
なかには、ネギなど袋から出ている野菜まで口にしようとすることもあります。誤食を防ぐためにも、買い物袋は置きっぱなしにせず、早めに片付けるようにしましょう。
2.箱やスキマの潜入調査
段ボール箱や家具のスキマなど、自分の体が入りそうな場所を見つけては潜入調査を始めるのも、好奇心が強い猫ならではの行動です。
入り心地を入念に確認したかと思えば、そのまま気に入って寝てしまうこともあります。
筆者の愛猫も、友人へのギフトが入った段ボール箱を床に置いた瞬間「これは私のもの」といわんばかりに、迷わず上に座り込んでしまいました。「それはダメ!」と慌ててどいてもらったのを覚えています。
3. 未知のエリアへの侵入
普段は入れない場所や収納扉が開いた瞬間を狙い「今だ!」とばかりに侵入してくる猫もいます。
立ち入り禁止にしている場所といえば、お風呂場や物置などが一般的でしょう。お風呂に水が入っていれば溺れる危険があり、物置に洗剤や薬などを置いていれば、誤って口にしてしまう危険もあります。
扉を開けたわずかな隙を狙われることも多いため、閉める前には猫が入り込んでいないか、よく確認しましょう。
4.食べ物のリサーチ
嗅覚が優れている猫は、食べ物のニオイが気になって、ダイニングテーブルやゴミ箱のリサーチを始める場合もあります。
大胆な性格の猫の場合、飼い主さんがいる前でもテーブルに飛び乗り、盗み食いを試みることも。
しかし、人間の食べ物のなかには、猫にとって有害なものも多くあります。「食べたそうだから」と与えず、猫の健康を第一に考えましょう。
また、ゴミ箱は蓋付きのものを選ぶことで、荒らしたり倒したりする事故の予防にもつながります。
5.動くものへの接近
猫の反応が分かれやすいものといえば、水や家電などの動くものです。「水は濡れるから嫌」「家電は大きな音がするから怖い」と感じる猫ばかりではなく、動きそのものに興味を引かれ、近づいていく猫もいます。
水が流れる様子や掃除機の動きは、狩猟本能を刺激するのかもしれません。小さい頃から見慣れていれば、怖がらない猫もいるでしょう。
ただし、コップを倒して割るなど思わぬ事故につながることもあります。遊ばせる際には、飼い主さんが必ず見守るようにしましょう。
まとめ

猫の好奇心は、新しいものや変化を確かめようとする本能から生まれるものです。猫らしい魅力の1つですが、ときには誤食やケガなどの思わぬ事故につながることもあります。
だからといって、何でも「やってはいけない」と止める必要はありません。危険な場所や物にはしっかり配慮しながら、愛猫の探究心を温かく見守ってあげましょう。
そんな猫の姿を見ているうちに、飼い主さん自身も未知のことに挑戦してみようという気持ちが湧いてくるかもしれません・・・!