猫の『しっぽの種類』5選 形ごとの名称や特徴をご紹介

猫の『しっぽの種類』5選 形ごとの名称や特徴をご紹介

猫のしっぽは、長さや形、毛の生え方など違いがあります。見た目の違いは猫それぞれの個性であり、猫種や遺伝によって異なることがほとんどです。この記事では、代表的なしっぽの種類をご紹介します。

猫のしっぽは大きく分けて5種類

尾を立てる猫

1.まっすぐ伸びた「ストレートテイル」

ストレートテイルは、根元から先端まで大きく曲がることなく、すらりと伸びたしっぽのことです。多くの猫に見られる最も一般的なタイプで、「猫らしいしっぽ」と聞いて思い浮かべるのがこのストレートテイルではないでしょうか。

長さや太さには個体差があり、細くてしなやかなものから、やや太めでしっかりしたしっぽまでさまざまです。特別な特徴がないように見えても、実は一頭ずつ印象が異なる魅力があるのも魅力といえるでしょう。

2.折れ曲がった「カギしっぽ」

カギしっぽは、途中や先端が「く」の字に曲がっていて、鍵のように折れているタイプのしっぽです。「かぎ尾」と呼ばれることもあり、日本で暮らす猫に比較的多く見られます。さらに国内でも長崎県に多いことで知られています。これは東南アジアから日本へ猫がわたってきた歴史が関係するという説があり、海外との交流が盛んだった港町を中心に広まったとされています。

曲がる位置や角度は猫によって異なり、先端だけが少し曲がるのもあれば、複数回折れ曲がっているように見えるものもあります。同じカギしっぽでも形は一匹ずつ異なり、世界に一つだけの個性と言えるでしょう。

3.短い「ボブテイル」

ボブテイルは、一般的な猫よりもしっぽが短いタイプです。数センチしかない猫もいれば、通常の半分ほどの長さの猫もおり、短さには個体差があります。

歩いたり走ったりするときに短いしっぽが小さく揺れる姿は、ボブテイルならではのかわいらしさです。なお、短いしっぽを特徴とする猫種として知られるのが、ジャパニーズボブテイルです。古くから日本にいた猫をルーツに、アメリカで純血種として公認された猫種で、ウサギのような丸くて短い「ポンポンしっぽ」が特徴です。

一方、日本で見られる短いしっぽの猫の多くは、ジャパニーズボブテイルではなく、日本猫やミックスです。

4.丸いポンポンしっぽ

丸くふくらんだ見た目が特徴的な「ポンポンしっぽ」は、うさぎのしっぽのように見えることから、このように呼ばれることがあります。

骨自体が短い場合だけでなく、毛量が豊富なことで丸く見えるケースもあります。後姿の愛らしさから、チャームポイントとして親しまれています。

5.ふさふさしたしっぽ

毛量が豊富で、まるで魔女のホウキや、羽根ぼうきのように、ふんわりとした見た目のしっぽです。メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットなどの長毛種に見られます。

毛並みが美しいため存在感があり、歩くたびに優雅な印象を与えます。毛玉ができやすい特徴もあるので、ブラッシングをしながら状態をチェックしてあげるとよいでしょう。

猫のしっぽの長さ別の名称やその他特徴

尾の短い猫

猫のしっぽは、見た目のカタチだけでなく「長さ」によっても名称がつけられています。

一般的な長さのは「フルテイル」。約30センチくらいの正常な長さのしっぽを指します。
それより長めのしっぽは「ロンギー」と呼び、逆に短いしっぽは「スタンピー」、尾がごくわずかに残っているタイプは「ランピーライザー」で、ほとんど尾がないまたは尾がないタイプのことを「ランピー」と呼びます。

これらの名称は、特に尾の短いことで知られるマンクスなどの猫種で使われることが多く、日本ではあまりなじみはありません。

猫のしっぽの形や長さの多くは生まれつきによるもので、いわゆる遺伝による個性の一つです。形だけで性格や健康状態が決まるわけではないので、生まれつきであれば基本的に心配する必要はないでしょう。

まとめ

しっぽ3本

猫のしっぽには、ストレートテイルやカギしっぽ、ボブテイルなどさまざまな形があり、魅力はそれぞれです。また、フルテイルやスタンピー、ランピーといった専門的な名称は、しっぽの長さによる分類として用いられることもあります。

猫のしっぽの動きには猫の気持ちや体調の変化が表れることもあるので「しっぽの形や長さによって性格が決まるのか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、しっぽの形は生まれつきの個性であることがほとんどです。

ただし、猫のしっぽは猫の感情のバロメーターでもあるので、普段から愛猫のしっぽの形や動きを観察しておくことで、小さな異変にも気づきやすくなるでしょう。

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