分離不安症が疑われる7つの症状

1.鳴き続ける
分離不安症の猫には、普段よりも激しく鳴き続ける様子が見られることがあります。外出の気配を察すると鳴き始めたり、帰宅後もしばらく落ち着かなかったりするほか、夜間や早朝に大声で鳴くケースも。近隣に響くほど鳴く場合は注意が必要です。
2.家具や家電を壊す
分離不安症になると、家具や家電を傷つける問題行動や、飼い主さんへの威嚇・攻撃につながることがあります。また、精神的な負担が続くことで体調を崩し、健康面に影響を及ぼすケースも少なくありません。
3.過剰な毛づくろい
強いストレスを感じると、気持ちを落ち着かせるために過剰な毛づくろいをする猫もいます。同じ場所を何度もなめ続ける場合は、不安や緊張のサインかもしれません。放置すると脱毛や皮膚炎につながる恐れがあるため、早めに対処してあげましょう。
4.トイレを失敗する
トイレ以外で排泄してしまう行動は、分離不安症のサインである場合があります。飼い主さんの匂いが残る場所に排泄することで、不安を和らげようとしていると考えられています。ただし、膀胱炎や関節炎などの病気でも同様の症状が現れるため、まずは動物病院で検査を受け、体の異常がないか確認することが大切です。
5.下痢や嘔吐が増える
分離不安が重症化すると、嘔吐や下痢、血便、食欲低下などの消化器症状が現れることがあります。まずは動物病院で病気の有無を確認し、異常が見つからず他の分離不安の症状も重なっている場合は、慢性的なストレスが原因と考えられます。
6.飼い主の帰宅時に興奮する
帰宅時に激しく鳴いたり、足元へ何度も体をこすりつけたりして、長時間興奮が収まらない場合は分離不安症の可能性があります。過度な歓迎は強い不安の裏返しであり、心身への負担にもつながるため、気になる場合は早めに対策を考えることが大切です。
7.常に飼い主についてまわる
猫はもともと単独で落ち着いて過ごすことを好む動物です。そのため、毛づくろいや昼寝をやめてまで飼い主さんの後を追い続ける場合は、一人で安心して過ごすことが苦手になっている可能性があります。過度な後追いは、分離不安のサインの一つとして注意が必要です。
放置すべきでない理由

分離不安症は時間とともに悪化してしまうことが多く、慢性的なストレスを感じるようになることで深刻な健康被害につながる可能性もあります。 「鳴いても無視する」という飼い主さんも見られますが、猫は余計ストレスを感じ、分離不安症の悪化につながるともいわれているため、注意が必要です。
飼い主が取るべき対処法

愛猫に分離不安の症状が見られる場合には、外出時に少し工夫してみるのがおすすめです。大げさな声かけや見送りを避け、自然に家を出るよう心がけましょう。飼い主さんが気付かないうちに外出していた、というくらいの雰囲気が理想です。
さらに、留守番中も安心して過ごせるよう、自分だけの居場所を用意することも重要です。静かな場所にお気に入りのベッドや毛布を置いたり、囲まれた落ち着けるスペースを作ったりすると安心感が高まります。
また、遊ぶ時間は毎日なるべく決まった時間に設けるのがおすすめ。猫の要求に合わせて毎回応じていると依存心が強まり、不安につながることがあります。
まとめ

分離不安症の予防には、飼い主さんがいない時間でも愛猫が落ち着いて過ごせる環境を整えることが重要です。普段から過度に構いすぎず、外出や帰宅の際も特別な反応を控えることで、不安を和らげやすくなります。
もし分離不安と思われる様子が見られたら、まず原因を確認し、愛猫に合った対策を取り入れてみましょう。日頃から安心できる生活環境を整えることが、症状の予防や改善につながります。