ペットタクシーとは?一般的なタクシーとの違い

サービス内容の違い
ペットタクシーとは、その名の通り、ペットの送迎に特化した専門の運送サービスです。普通のタクシーでも猫を乗せることは可能ですが、実はルールや条件があります。
一つ目は、全身が完全に隠れるケージに入れること。二つ目はアレルギーや安全上の理由で、ドライバーにその場で乗車を断られることがあることです。したがって、車内で鳴き続けたり汚してしまったりしないか、常に配慮しなければならないデメリットがあります。
一方、ペットタクシーでは、鳴き声に対しても寛容ですし、排泄トラブルについても過度に神経を使う必要はありません。ただし、排泄や嘔吐で車内を激しく汚してしまった場合は、掃除代が必要になることも…。したがって、マナーウェア(おむつ)の着用や、クレート(ケージ)に入れてペットシートを敷き詰める対策などは必要。乗車する2~3時間前から食餌や給水を控えるなど、一般的な対策をとることもお忘れなく。
また、一般的なタクシーでは、ドライバーが動物嫌いという場合もありますが、ペットタクシーで動物が嫌いなドライバーはほぼいないといえるでしょう。ただし、ドライバーに動物に関する資格は法的に不要なので、「動物のプロ」ではないことは承知しておきましょう。
ペットだけでも乗れる「ペットタクシー」
一般的なタクシーとペットタクシーの明らかな違いは、「ペットだけ」でも受け入れ可能な会社がほとんどであること。そのため、運送プランのオプションに「病院代行サービス」や「通院代行オプション」といった有料オプションがあるのが一般的です。
また猫をペットタクシーに乗せる「用途」から、「往復プラン」を用意しているところがほとんどでしょう。
料金の違い
結論から言うと、一般のタクシーよりも、ペットタクシーはやや高くなるケースがほとんどです。一般のタクシーが「メーター料金のみ」であるのに対して、ペットタクシーは一乗車ごとに車内のアルコール消毒や消臭・毛の掃除を徹底しています。
またペットタクシーは、ペット頭数やサイズによって、料金が異なるのが一般的であることを覚えておきましょう。
猫飼いさんがペットタクシーを活用したいシーン4選

猫は環境の変化にとても敏感で、ストレスを感じやすい動物です。そのため、不特定多数の人が同乗する電車やバスよりも、個人で移動できる乗用車は猫にとっても飼い主さんにとっても安心。しかし、車や免許証を保持していない人も中にはいるので、次のようなシーンにペットタクシーが活躍すると考えられます。
1.動物病院への通院・退院
猫の体調が悪いときならなおさら、少しでも猫の負担が軽減できる移動方法を選びたいものです。ペットタクシーなら駅やバス停での待ち時間もないので、ドア・ツー・ドアで移動できますよ。
2.引っ越し(新居への移動)
実は、日本の標準的な引っ越し業者では、トラックにペットを乗せることができないとされています。大手ではペット輸送の専門業者を紹介してくれることもあります。その選択肢の一つとして、ご自身で「ペットタクシー」を選ぶ人もいます。
3.ペットホテルへの送迎
出張や旅行で家を空ける際、出発のタイミングによっては「愛猫だけホテルまで送ってもらいたい」というケースもあります。
4.帰省や災害時の同行避難
移動先で長期にわたり滞在するようなケースですと、キャットフードや砂、ペットシートなど、猫の荷物は多くなりがちです。その場合、ペットタクシーであれば荷物ごとまとめてプライベート空間で目的地に移動できます。
利用時の流れ

1.問い合わせと事前見積もり
ネットや電話で予約します。その際「猫の頭数」「ケージのサイズ」「同乗する人数」「移動ルート」を伝えて見積もりを出してもらいましょう。
2.乗車前の事前準備
愛猫が少しでも安心して過ごせるように、愛猫のニオイのついたタオルやおもちゃなどをキャリーに入れておきましょう。ペットシートを敷き詰めるといった排泄の対策もお忘れなく。
3.当日の乗車と移動
ドライバーが自宅前まで迎えに来てくれます。荷物やケージの積み込みを手伝ってもらい、出発します。
4.到着と支払い
目的地に到着後、車内または事前にお約束した決済方法(現金、カード、電子マネーなど)で清算します。また常識の範疇であれば、排泄トラブルの汚れの追加請求はないところも多いです。ただし会社や状況によって実費請求になるケースもあることを覚えておきましょう。
まとめ

「ペットタクシーはお金がかかる」というイメージがあるため、これまで無理をして電車やバスなどで移動していた人も多いでしょう。しかし、飼い主さんや愛猫の精神的なストレスを考えると、ペットタクシーを利用することは「心のゆとり」でもあります。
大切な家族である愛猫との暮らしを、より優しく、安心できるものにするために、ペットタクシーは心強いパートナーともいえそうです。