猫が驚く行動3選

1.急に大きな声を出す・笑う
猫は人間よりも優れた聴覚を持ち、高い音や突然の音に敏感です。そのため、近くで大声を出したり、急に大笑いしたりすると、大きな恐怖を感じることがあります。
特に眠っているときやくつろいでいるときに大きな音がすると、猫は反射的に飛び起きたり、その場から逃げ出したりします。
パニックになって走り回って家具とぶつかるなど、ケガの原因にもなりかねません。日ごろから会話やテレビの音量などに注意すると良いでしょう。
2.後ろから突然触る
猫がこちらに気づいていない状態で背後から突然触れると、驚かせてしまうことがあります。
猫は視野が広い一方で、真後ろは見えません。そのため、後方から急に触れられると「何かに襲われた」と錯覚する可能性があります。
猫に触れるときは、名前を呼んだり、近くで声をかけたりして存在を知らせてから手を伸ばすと安心です。特にシニアの猫や、視力・聴力が低下している猫には配慮が必要です。
3.無理に抱き上げる
猫が休んでいる最中や何かに集中しているときに抱き上げる行為も、驚かせてしまう原因になります。
野生下では、体を持ち上げられる状況は捕食者に捕まった状態を連想させます。そのため、多くの猫は予告なく体が浮くことに本能的な警戒心を示します。
耳を後ろに倒す、しっぽを激しく動かす、体を硬くするなど不快を示すサインが見られたら、すぐに降ろすなど、猫の様子を見ながらスキンシップを取りましょう。
ストレスを与える理由・信頼関係への影響

猫が予測できない出来事に対して強い警戒心を持つのは、性格の問題ではなく、単独で狩りを行いながら外敵から身を守ってきた進化の過程によるものと考えられています。
「突然大きな音がする」「急に触られる」「いきなり抱き上げられる」といった予測不能な出来事が繰り返されると、猫は慢性的なストレスを感じるようになります。
ストレスが蓄積すると、隠れて出てこなくなる、食欲が落ちる、過剰なグルーミングをする、トイレの失敗が増えるなどの異変が見られます。
また、飼い主が近づくと警戒したり、撫でようとすると噛みついたり引っかいたりするようになる恐れも。
信頼を取り戻すためには、無理に触ったり構ったりせずに猫のペースを尊重する、エサや遊びの時間などルーティンを決めるといったことを心がけましょう。「この環境は安全だ」「この人間は危害を加えない存在だ」と徐々に認識して、心を開いてくれるでしょう。
まとめ

猫が驚いてしまう原因は必ずしも特別な行動にあるとは限りません。
ふとした拍子に大きな声が出てしまったり、思わず急に触ってしまったりと、飼い主がついやってしまいがちな何気ない行動が猫にとってストレスにつながることもあります。
猫は人間以上に音や動きの変化に敏感で、予測できない出来事が苦手です。そうした出来事が繰り返されると、安心して過ごすことができなくなり、飼い主との距離が広がってしまう可能性があります。
信頼関係を深めるためには、猫の気持ちを理解してペースを尊重してあげることが大切です。日々のちょっとした配慮を積み重ねて、愛猫が安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。