︎猫の療法食とは

療法食とは、病気を治す目的で使われるフードであり、一般食とは与える目的が違います。
猫では、腎臓病、尿路結石、食物アレルギー、消化器疾患などの時に与える事が多いです。消化器系の療法食など病気になった時だけ一時的に与える場合もあれば、食物アレルギーや尿路結石のフードなどはその後の予防も含めて一生同じ療法食を与えなければいけないこともあります。
︎療法食について知っておくべき知識4選

1.必ず獣医師の指示のもとで与える
療法食は病気の治療や、病気になった猫が再発を防ぐために使用されるフードです。そのため、療法食を猫に与える場合には動物病院で獣医師の指示のもと購入するか、動物病院から紹介された各フード会社の専用ネットページからしか購入ができなくなっています。
しかし、中には個人で買える形で売っている場合もありますが、療法食は適切な与え方をしないと効果が発揮できません。療法食は必ず獣医師の診断を受けた上で与えましょう。
2.自己判断で切り替えてはいけない
療法食は症状が改善しても、すぐに一般食に戻すと病気が再発してしまう恐れがあります。そのため療法食から一般食に戻す時には必ず獣医師に確認をしてから戻す事が重要です。
また、腎臓病や尿路結石の療法食は治療の経過に伴い種類を変える必要がある事があります。病気を再発させないためにも、決して自己判断で辞めたり、変更したりせずに、必ず獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。
3.健康な猫には基本与えない
療法食は、一般食よりも原材料や成分の量が調整されています。そのため、多くの療法食は健康な猫が予防のために使用することはできません。多頭飼いなどで他の猫が療法食を食べる事がないよう、療法食を与える時だけケージに入れて隔離するなど工夫が必要です。
健康な猫が少し療法食を食べたからすぐに健康被害が出る訳ではありませんが、健康な猫が長期にわたって療法食を食べ続ける事は避けましょう。
4.おやつとの併用で効果が落ちることがある
療法食は一般食と比べると、どうしても嗜好性が低下しやすく、猫が食べてくれない場合も少なくありません。また、猫は同じ味のフードをずっと食べる事が嫌いなため、徐々に飽きてきてしまう場合もあります。食べなくなってしまうと、第一選択として市販のおやつを混ぜることを考える飼い主さんが多いのですが、療法食の効果を上げるためにも、違うものを与える事は、あまりおすすめできません。
食べない場合には、同じ療法食でもドライフードやウェットフードを使い分ける、療法食用のおやつを与える、フードを人肌に温めて香り強くするなど工夫してみましょう。それでも難しい場合には、まずは獣医師に相談をした上で解決策を一緒に考える事が大切です。
︎まとめ

療法食は、愛猫の病気と向き合う上で欠かせない治療の一つです。適切に与え続ける事で、症状の改善や再発予防に繋がることが期待できます。
もし療法食を食べてくれない、続け方に悩んだ場合には、1人で抱え込まず、獣医師や動物看護師など専門家に相談しながら愛猫に合った方法を見つけていくことが大切です。