猫と『一緒に寝る』ときの絶対NG行為4つ 危険な事故の可能性や安全を守る工夫

猫と『一緒に寝る』ときの絶対NG行為4つ 危険な事故の可能性や安全を守る工夫

「猫と一緒に寝るのが楽しみ」という飼い主さんも、安全面を考えずに添い寝をしてしまうと猫の安全や飼い主自身の健康に思わぬトラブルが起こることもあります。猫も人も安心して快適に眠るためには、知っておきたいポイントがあります。今回は、猫と一緒に寝る際に避けたいNG行動と安全に眠れる工夫について解説します。

SupervisorImage

記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

猫と一緒に寝るときの絶対NG行為4つ

寝ている飼い主と起きている猫

愛猫と一緒に寝るのは至福のひとときですが、実は後悔に繋がる危険も隣り合わせです。

安全に朝を迎えられるよう、絶対に避けたいNG行為を知っておきましょう。

1.子猫を抱っこして一緒に寝る

睡眠中は無意識に寝返りを打つので、体の小さな子猫を抱いて眠ってしまうと、圧迫死や窒息の危険があります。猫の方も小さいうちは、飼い主に抱かれると心地が良くグーグー眠ってしまうため、お互いに危険な要素が高まります。

特にお子さんのいる家庭では、子供が猫を抱っこして寝たがるケースも考えられますが、子供は睡眠中の寝返りも多いことから大人と比べても危険度は格段に高まります。

子猫もお子さんも、大きくなるまではそれぞれ別々に寝ることをルールにしておくとよいでしょう。

2.体調不良のときも一緒に寝る

パスツレラ菌や黄色ブドウ球菌などは、健康な猫でも持っている菌ですが、猫は寝る前に毛づくろいをすることが多く、体中に菌をまとった状態になり、飼い主さんも菌への接触機会が増えてしまいます。

体力の落ちているときは、感染症にかかりやすいため、毛づくろいをしたばかりの猫と添い寝をすることで、微熱や倦怠感、軽い頭痛といった風邪の初期症状が現れることがあります。さらに体質・体調によっては、重症化する危険も考えられます。

元気に猫のお世話を続けるためにも、体調不良のときだけは離れて過ごすほうが安全なのです。

3.アレルギー症状を自覚しながら一緒に寝る

日本の猫飼育者の1〜2割は、猫によるアレルギーの自覚があるといわれています。猫と過ごす中で、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどがあるのであれば、猫と寝るのはNGです。

夜間は鼻炎や喘息の発作が起きやすい時間帯です。猫と至近距離で過ごすことでアレルゲンを吸い込み続ける状態になるため、アレルギーがある場合は症状が悪化する危険があります。

猫アレルギーの有無は、実際に医療機関で検査を受けなければ判断できません。もし、症状がある場合は、病院などで検査を受けるようにしてください。

4.充電をしたまま寝る

充電器類をベッド近くに備えて、寝るまでスマホを見ちゃうという人も多いのではないでしょうか。

充電中のケーブルを布団の上などに置いておくと、夜中に退屈した猫が遊んでしまう恐れがあります。猫が感電や火傷を負う危険もありますし、ケーブルが断線すれば睡眠中に火災を誘発したりするリスクもあります。

好奇心旺盛な猫なのであれば、一緒に寝るのではなく、猫は自身が過ごすスペースをきちんと確保したうえで、そのスペースで寝てもらうことが最善の策でしょう。

特に最近はモバイルバッテリーでの発火事故も相次いでいますので、充電する際は猫が触れないようにカバーするか、起きている間に充電を済ませるようにしましょう。

猫との安全を守るための工夫

ベッドで鼻をかむ女性とイカ耳の猫

猫と一緒に寝るだけなのに、こんなにいくつも気を付ける点があるというのは、少し面倒に感じるかもしれません。ただ、安全に過ごすためには、起きているときに整えておくことが大切です。

まず、猫の安全性を確保するためにも、小さな子猫と睡眠時に一緒に寝るのは避け、自分が起きているときの抱っこだけで我慢しましょう。夜間は、猫専用の場所で寝ることに慣れてもらうと、自分の体調不良時にも役立ちます。

そして、アレルギーは環境を改善しないと悪化することがあるため、症状がある場合は、医療機関に出向いて検査を受けるようにしましょう。会社の健康診断などでも、オプションでできることもあります。ただし、医師の診断のない「念のため」の検査は、全額自己負担となることがあります。

充電コードや家電類の電気コードを、出したりしまったりするのは面倒なので、配線カバーやペット用の噛み付き防止カバーを利用して直接触れないよう対策しましょう。コンセントをON/OFFできるタップに変えて使わないときはOFFにしておくと安心です。

まとめ

ベッドの足元で寝る猫

猫を飼っている人の中には、「愛猫が一緒に寝てくれない」「一緒に布団に来てもすぐ出ていっちゃう」という悩みがある人もいるくらいなので、猫と一緒に寝られるのはとても幸せなことかもしれません。

しかし、そんな幸せな時間にトラブルが起きてしまったら最悪です。「かわいい猫」「大切な家族」であっても、「人とは違う動物」ということを意識して、リスクを未然に防ぐための対策をしっかりとしておきましょう。

スポンサーリンク