展示品を守る「博物館猫」

画像はイメージです
ブルックリンにあるThe Bone Museum(骨の博物館)。ここは無数の人骨や解剖標本のコレクションを誇っています。180本の本物の脊柱も展示されていて、来館者は見るだけでなく一部に触れることができ、教育的な体験施設になっています。
しかし今やこの博物館の名物は、骨ではなくてハチワレ猫のBone Joviです。骨の形をした首輪を身につけたBone Joviは展示室内を歩き回り、来館者に挨拶したり、展示品を見守ったりして多くの時間を過ごしています。魚の骨格模型で遊んでいる姿もたびたび見られます。
「この猫を見るためだけに博物館に来る人もいます。猫がいることを知らずに来た人も、とても興奮して帰っていきます」と話すのは、運営責任者のMasha Potemkinさんです。
譲渡会でも目立った猫

画像はイメージです
「Bone Joviは2025年6月にBest Friends Animal Societyが開催した里親募集の譲渡会で出会い、博物館の一員になりました。会場でこの猫はとても目立っていましたね。ほかの猫たちよりずっとふっくらしていて、一番穏やかで落ち着いていたのです」とMashaさん。
到着したその日、ロックスターにあやかった名前をもらったBone Joviは、たちまちこの場所に馴染みました。展示を見て回り、スタッフに挨拶をし、まるでずっと前からここにいたかのように博物館に溶け込んでいきました。
Bone Joviはその社交的な性格と魅力で知られています。注目されるのが大好きで、だれかになでてもらうこともお気に入りです。とてもおしゃべりで、よく「ニャー」と鳴きます。いたずらっぽく廊下をパトロールしたり、来館者やスタッフに愛想を振りまいたり、受付にある「特等席」の椅子で昼寝をしながら、博物館の様子をしっかりと見守っていたりします。
長く続く「博物館猫」の歴史

画像はイメージです
歴史的に見ても、博物館や収蔵庫で猫が飼われてきたのには次のような理由があります。
- 展示品の保護:猫は、貴重な遺物や標本をげっ歯類や害虫から守る役割を果たしていました。
- 害虫の駆除:現代の保存技術が確立されるずっと前から、猫は実用的な解決策でした。
- 士気向上と心のやすらぎ:猫は、職場環境にやすらぎや落ち着き、個性を与えてくれる存在として長く重宝されてきました。
Bone Jovi も「博物館の猫」の歴史を引き継ぐ一員として、きょうも熱心に勤務を続けているのです。
出典:
・Meet Bone Jovi, the cat guarding Brooklyn's Bone Museum
・Meet Bone Jovi