経営学修士号(MBA)を獲得した「非常に優秀な」猫…実は「おとり捜査員」だった! 米国 

経営学修士号(MBA)を獲得した「非常に優秀な」猫…実は「おとり捜査員」だった! 米国 

6歳の猫が米国の大学からMBAを取得しました。といっても偽の職歴情報とお金を提供することで、オンライン大学から学位を買い取ったもの。実はこの猫は「おとり捜査官」で、その情報をもとに関係者が起訴されることになりました。

学位と引き換えに金銭を要求

学帽をかぶった猫

画像はイメージです

2004年、6歳の黒猫Colby Nolanが、ある大学から経営学修士号(MBA)を取得しました。この猫は、並みの人間よりもすぐれた能力をもっていたのでしょうか…?

当時テキサス州のトリニティ・サザン大学は、授業を一切行わずに、オンラインで申請してきた学生の履歴に応じて有料で学位を発行し続けていました。Colby Nolanは「ベビーシッターなどの職歴がある」と自己申告しました。すると大学は偽の履修科目と成績が表示された学位証明書を発行し、その対価として299ドル(現在の為替で約4万8千円)を要求したのです。さらに100ドル追加すればMBAが授与されるということでした。

猫の「おとり捜査員」

覗き見する猫

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実はColby Nolanはペンシルベニア州司法長官の飼い猫で、「おとり捜査員」として利用されたのです。猫への学位授与を受け、司法長官事務所は同大学に対する一時的な営業差し止めと資産凍結命令を実行し、さらに詳細な捜査を行いました。

同大学は学生からの自己申告に基づいて、学士号や修士号、博士号を300ドルから500ドル程度で販売し続けていたのでした。だれも授業に出席しなくてよい上、試験を受ける必要もなかったといいます。

2005年3月、この大学を運営していた被告2人(Craig B. Poeと Alton S. Poe)は有罪判決を受け、大学は学位認定資格を取り消されました。猫捜査官Colby Nolanの活躍が、裁判で重要な証拠になったことはいうまでもありません。

もっともらしい職歴は「捜査のための偽造」

パソコンをいじる猫

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Colby Nolanは猫なので、キーボードで履歴書を作成することはもちろんできません。捜査本部が作成したのは「過去にコミュニティカレッジで授業を受け、ファストフード店で働き、ベビーシッターをし、新聞配達をしていた」という「巧妙に選び出された本当らしい職歴」ばかりでした。

「修士号がほしい」といった人々の虚栄心や職業上の不安をたくみに利用する「学位授与サービス」。猫捜査官の活躍によって悪が裁かれることになったのですから、やはりColby Nolanは学位に値する「特別に優秀な猫」だったのかもしれませんね。

出典:
School that awarded MBA to cat sued
A Cat Once Earned an MBA With a 3.5 GPA

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