猫の頭の良さに感心させられる瞬間3つ

猫の性格には個体差がありますが、頭のいい猫は、時々さりげなく学んだ成果を見せてくれます。いつも一緒にいるからといって、ただの猫だと思ってあなどってはいけません。
ここからは、猫は頭がいいなと感じるシーンを紹介します。
1.窓やドア、引き出しを開ける方法を覚える
ドアや引き出しの仕組みを理解しているかのように、当たり前に自分で開けてしまう猫がいます。
もちろん、「どの部分がカギとなってロックされているのか」という理解ではありません。「目的を達成する」ために前足の動かし方を工夫し、いつの間にか自力でも開けられるようになってしまうのです。
試行錯誤をくり返しながら目的を達成できるのは、猫が優秀な記憶力と応用力を持っているからこそ。逆に言えば、すぐに諦めてしまうタイプの猫には、できないこともあります。また、引き戸は得意でも観音開きは苦手など、得手不得手があるのも面白いところです。
頭のいい猫ほどあらゆる形状の扉を攻略するので、飼い主の悩みも増えてしまうかもしれません。
2.飼い主の言葉に適切に対応できる
猫は人間の言葉を、音の抑揚やそのときの状況などで判断しているといわれています。そのため、自分の名前を覚えるのはもちろん、「ごはん」や「おやつ」など自分にメリットがある単語は案外すぐに覚えられます。
一方、頭のいい猫は、言葉を単なる条件反射の合図ではなく、人の意図や要求と結び付けて認識しているように見えることがあります。たとえば、飼い主の作業中に「いま忙しいから、あっちで待ってて」と言われたときには、状況を察してスッと邪魔にならない場所へ移動します。
人の言葉の認知だけでなく、自分の欲求を抑制して相手に合わせる社会性があるのです。
実際に猫がどう思っているかは現在の動物行動学や認知科学では証明されていませんが、このような猫との交流は、多くの飼い主が経験していることです。
3.有利になるようマインドゲームをする
猫は他者に対して明確な上下関係をつけません。猫同士では、その場その場での強弱はあれど、基本的には誰に対しても平等です。そのため、自分にとって有利な方法を選ぶことには躊躇がありません。
たとえば、状況に合わせて「この人には甘える」「アイツには強気に出る」と態度を変えたり、おねだりのときだけかわいく鳴き声を変えたりします。
また、賢い猫はケンカを避けるため、ほかの猫が使っているベッドや食べているものを奪う際にも直接的な攻撃はあまりしません。寝ている猫をベロベロと舐めたり、強引に割り込んで「一緒に食べるフリ」をしたりして、相手の方からその場から離れるように仕向けます。
「どうしたら得をするか」を判断して行動できるのは、猫の適応力と柔軟性の高さがあるからなのです。
猫が賢い行動を取れる理由

猫は、大昔からひとりで狩りをして暮らしてきました。まわりの状況や相手の行動を読み取り、「どう動くのが一番得か」を判断し、それらを経験から学んで弱肉強食の世界を生き延びてきたのです。
現代の飼われている猫たちには、このような生存に関わる危険は少ないものの、身に着けた知恵は習性や特性として代々引き継がれています。そして、飼い主と暮らす家庭の中でその知恵を活かしているのです。
しかし、中には「うちの子はそんなことしない」という場合もあるでしょう。それは決して猫の頭が悪いわけではありません。猫にも人間と同じように性格や環境の違いがあるからです。
優れた能力があっても、単にサボっているだけのことがよくあります。慎重で観察好きな猫ほど人間から見ると頭が良さそうに見えますが、おっとりした猫は「ドアが開かないから寝て待ってよう」と、余計なエネルギーを使わないよう、さっさと諦めてしまう別の意味で賢い生き方を選んでいるだけなのです。
どんな猫もスゴイ能力を持っていますが、それを人間がわかる形でアピールするかどうかは、その子の性格やその時の気分次第なのです。
まとめ

猫の頭の良さは、経験から得た知識を状況に合わせて応用するところにあります。
この賢さは、単独で暮らす狩猟生活の過程で身に着いたものが引き継がれているからです。同時に人間の近くで暮らすことを選択した柔軟性や生存スキルも影響しているでしょう。
ベッドでゴロゴロ寝ている猫も、飼い主がドアを開けてくれるまで部屋を出られない猫も、実はみんなスゴイ行動ができる能力は持っているのです。
あなたの愛猫には、思わず感心する賢い行動はありますか?