猫が眠いときに見せる5つのサイン

人間の赤ちゃんが眠くなってくるとだんだんグズり出すように、ふだん起きているときの様子と比べてみると猫も次第に眠くなってきたことがわかります。
仕草の出方には個体差があるため、ここでは多くの猫に共通する主なサインを見ていきましょう。
1.あくびをする
猫は比較的あくびをよくする動物です。
猫のあくびは、長時間同じ姿勢でいたときや通院などの緊張したときなどに、気持ちを切り替えたりするためによく見られますが、人間同様に眠くなってきたときも頻繁にあくびをします。
寝床に向かう前やくつろいでいる最中にあくびをくり返している場合は、かなり眠気が高まっている可能性があります。それまで活動していた体がリラックスし、眠る準備に入っているサインと考えられています。
2.目をショボショボさせる
眠気を感じているときには、まぶたの開き方がだんだん変わってきます。目を細めたり、ゆっくりとまばたきを何度も繰り返したりする様子は、猫が眠たくなってきているときに見られます。同時に、まぶたの筋肉が緩んで、目の下にクマのような涙袋のような線が出ることもあります。
くつろいでいる際にこのような状態が見られた場合は、眠たいのに無理に起きようとしている可能性がありますので、落ち着いた環境にすると、そのまま眠ってしまうかもしれません。
3.入念に毛づくろいをする
毛づくろいは、体を清潔にするのと同時に、気持ちを落ち着かせる行動のひとつとされていて、眠る前には、顔やおなかなど、体全体を丁寧に時間をかけて舐めていきます。
そして、毛づくろいが終わると、寝床の中で「いい感じに」横になったり、丸くなったりして、寝る準備は完了です。
毛づくろい自体は猫の日常的な行動ですが、休息前の一連の流れとして見られることも多く、毛づくろいの後まで何をするか見ていると眠気があるのかわかります。
4.静かな場所に移動する
周囲の刺激が少ない方がゆっくり睡眠をとりやすいため、眠気を感じてくると、ノソノソと人が少ない部屋や落ち着いて休める高い場所へ移動する猫もいます。
ふだんはリビングの窓辺など、家族や同居ペットが一緒にいるにぎやかな場所でゴロゴロ休息していても、本格的に眠くなると移動することがあります。
移動先で落ち着いているようなら、大きな音を立てたり声をかけたりせず、静かに寝かせてあげましょう。
5.動きがゆっくりになる
起きて活動している最中でも、眠気が高まってくると、物事への反応は急激に遅くなることがあります。また、座ったままジッと動かずにいる時間が長くなる場合もあります。
猫自身の意識では何かしようとしているのに、体が休息に向かっているので、このギャップが出てしまうのでしょう。生後6ヵ月くらいまでの子猫は、体力や神経系が発達途中のため、短時間で活発に動いたあと、一気に眠気に負けてしまうことがあります。いわゆる「電池切れ」ですね。
猫の眠気と体調不良の見分け方

猫は横になって休息している時間が長い動物ですが、眠っているのか体調不良なのか見分けがつきにくいことがあります。眠気による行動なのか、体調不良による元気の低下なのかを見分ける必要があります。
通常の眠気であれば、しっかりと睡眠を取った後には元気に活動することが一般的です。呼びかけや物音に反応して目を覚ますことも多いです。
一方で、「ぐったりしている」場合は、音や光などの刺激への反応が鈍く、すぐに起き上がらないこともあります。起きても元気がなく、食欲が低下している、水を飲まない、呼びかけへの反応が鈍いといった様子が見られます。
また、起きているときに、嘔吐や下痢、呼吸の異常などほかの症状がないかも加味して判断する必要があります。眠そうな様子が続き、ふだんと明らかに異なる状態が見られる場合は、一度獣医師に相談しておくことも忘れないでください。
まとめ

実際に猫と暮らしていると、遊び疲れたあとに急に動きがゆっくりになり、そのままお気に入りの場所で眠ってしまう姿を目にすることも少なくありません。
安心できる環境でゆっくり休めるのは、大切に飼われている猫だからとはいえ、野性味の残る猫にとっては、生きるためにとても大切な要素です。
ただし、いつもどこか眠そうな様子が続いたり、食欲や反応の低下が見られたりする場合には注意してください。体調不良を抱えている可能性もあります。
猫によって眠気の表れ方にも違いがあるため、猫が寝ている様子も日頃から観察するようにしましょう。健康状態を見守るうえでも役立ちます。