猫がフローリングで起こすトラブル3選

1.爪によって細かい傷がつく
猫の爪は硬く鋭いため、フローリングに直接触れたり、走り回ったりすると傷がつくことがあります。
加えて、猫は爪とぎをする習慣があります。爪とぎグッズを用意しても、爪が伸びていたりストレスがたまっていたりして、思わずフローリングをバリバリと研いでしまうことも。
フローリングの傷ついた部分に汚れや水分が入り込むと、劣化や変色の原因になることもあります。
猫の行動を完全に抑制することは難しいため、定期的な爪のお手入れや、保護用のマットを敷くなどの対策を取りましょう。
2.おしっこによってシミ・臭いが残る
猫の尿は、ツンとした独特の強い臭いがあります。フローリングで粗相をしたり、マーキングをしたりすると、シミや臭いが残ることがあります。
特に継ぎ目や傷に尿が入り込むと、表面を拭いただけでは除去できない場合があります。臭いが残ると、同じ場所で再びおしっこをする原因にもなりかねません。
粗相を見つけたらすぐに軽く押さえて水分をふき取ります。次に、クエン酸を水に溶かした洗剤を汚れに吹きかけて、布でふき取りましょう。独特な臭いのもととなるアンモニアを除去することができます。
3.嘔吐によってワックスが剥がれる
猫は毛づくろいで飲み込んだ毛を吐き戻したり、早食いや体調不良によって嘔吐したりすることがあります。
フローリングで吐いてしまった場合、すぐに片付ければ大きな問題にならないことがほとんどです。しかし、長時間放置したり処理を誤ると、ワックスなどのコーティングが剥がれてしまうことがあります。
アルカリ性洗剤や熱湯は、ワックスが剥がれたり白く濁ったりする原因になります。中性洗剤であれば、フローリングのダメージを抑えつつシミや臭いを残さず掃除ができるのでおすすめです。
事故やケガの危険性

フローリングにまつわるトラブルは、床材へのダメージだけではありません。
カーペットや畳と比べて滑りやすいフローリングは、踏ん張りがききにくいため、走り回っているときに転倒したり、家具にぶつかったりといった事故につながる恐れがあります。
さらに、高いところから飛び降りたときに、滑ってうまく着地できず、骨折や脱臼、ヘルニアなどのケガをしてしまうことも。
また、猫の爪が伸びていると、フローリングの溝や傷に引っかかりやすくなり、根元から折れたり、出血したりすることがあります。傷口から菌が入って感染症を引き起こす場合もあるため、注意が必要です。
覚えておきたい予防策

フローリングそのものを変えるのが難しくても、工夫次第で事故やケガのリスクは軽減できます。
効果的なのが、猫がよく通る場所に滑り止めマットやカーペットを敷くことです。キャットタワーやトイレの周辺、餌を食べるスペースや窓辺へのルートなど、猫がよく使う場所にポイントを絞って滑り止めの対策をするのもおすすめです。
猫の足の裏には「タフト」と呼ばれる毛が生えています。肉球を守るクッションや滑り止めといった役割がありますが、伸びすぎているとフローリングで滑る原因となります。ペット用のバリカンなどで定期的にカットしてあげましょう。
さらに、爪切りも重要です。適切な長さを維持することで足裏が床に接しやすくなり、しっかりと踏ん張れるようになる上に、フローリングの溝などに引っかかってケガをするリスクも減らせます。
まとめ

フローリングは、人間にとっては掃除がしやすく、見た目も美しい反面、猫と生活する上ではさまざまなトラブルが起こることがあります。
爪による傷や、粗相によるシミや臭い、嘔吐による汚れやワックスの劣化などはその代表例です。
また、つるつるとした床は滑りやすく、猫の足腰に負担をかけ、転倒やケガにつながる可能性もあります。
こうした問題は、迅速かつ適切な掃除や滑り止め対策、爪のケアなどの日頃の工夫によって予防できます。
人も猫も安全かつ快適に過ごせるように、今日からおうちの床環境を見直してみてはいかがでしょうか。