猫に『塩分』はNG!?4つの基本知識

今や猫は大切な家族の一員。"少しでも長く一緒にいたい"というのが飼い主さんの本音でしょう。
だからこそ、現代の飼い主さんは『猫のカラダに良いもの』と『悪いもの』というカテゴリーに敏感な傾向にあります。
今回は、何かと敬遠されがちな『塩分』にまつわる基礎知識を4つ紹介いたします。果たして猫のカラダにとっては本当に悪者なのでしょうか。
1.ある程度は"必要"
塩分に含まれる電解質であるナトリウムは神経伝達を促し筋肉を動かす働きや、体液バランスを正常に保つ役割を果たします。
つまり"ある程度は必要"というわけです。具体的には、体重1kgあたりおよそ10mgを超えない範囲であれば摂取しても問題ありません。
2.実は『キャットフード』に入っている
お手元にキャットフードがあれば、パッケージをご覧になってください。おそらく『ナトリウム』という記載があるはずです。
実は、先ほど示した塩分の適量は既にキャットフード(総合栄養食)に含まれています。したがって、個人的に追加する必要はないのです。
この規定量を超えてしまうと塩分過多につながる恐れがあります。
3.塩分が水分補給を促す
先ほど猫にとっての塩分のはたらきについて紹介しましたが、もう1つ重要な役割があります。それは『水分補給を促すはたらき』です。
猫は元々砂漠で生活していた動物なので、こまめに水分補給をする習性がありません。そこで、ある一定の塩分を摂取することで意図的に水を飲むように仕向けているのです。
4.『塩分過多』は臓器に負荷をかける
良かれと思って塩分を多く与えてしまった場合、臓器に負荷をかけてしまいます。その結果、高血圧や心臓病、腎臓病を発症するリスクを上げてしまいます。
猫の『塩分摂取』で注意すべきこと

猫にとって塩分は必ずしも悪者とはならず、むしろ適量が守られるのであれば欠かせない存在です。とはいえ、やはり"摂り方"には注意しなければなりません。
そこで、ここからは具体的に気をつけるポイントを紹介していきます。
人間の食べ物を与えない
人間の食べ物は、大前提として人間が美味しく感じるように作られています。中には美味しさを追求するあまり、ついつい塩分が多く使われているものもしばしば。
だから絶対に、人間の食べ物は与えてはなりません。
『猫用おやつ』にもご用心
人間の食べ物はさておき"猫用であれば"と考える飼い主さんもいらっしゃることでしょう。実はこれが盲点なのです。
先ほども紹介したように、既にある一定の量は総合栄養食に含まれています。追加でおやつを与える場合は、両方を足してどの程度の摂取量になるのかをしっかり吟味してから与えるようにしてください。
まとめ

"猫に塩分を与えてはいけないのか"については、ケースバイケースです。目安となる摂取量の範囲内であれば、細胞や臓器を動かす着火剤のような役目を果たします。
その一方で、過剰摂取になれば心臓病や腎臓病を招く恐れがあります。くれぐれも人間の食べ物は与えないようにしてください。猫用のおやつも過剰摂取は要注意です。
そして最後にもう1つ。手作りご飯や手作りおやつを作る際も配合するバランスがとても大切で注意が必要です。愛猫に腎臓病や心臓の疾患がある際は特に気をつけてください。