『頭のいい猫』が持っている4つの特徴 見られがちな行動から賢く育てるコツまで

『頭のいい猫』が持っている4つの特徴 見られがちな行動から賢く育てるコツまで

猫の「頭がいい」は、人間が学校のテストで満点を取るような賢さとは違って、どちらかといえば観察力や適応力などがズバ抜けて高い猫を指すことが多いでしょう。なんとなく「中に人間が入ってない?」と思わず疑いたくなってしまうような、頭のいい猫の特徴をいくつかご紹介しますね。

頭のいい猫が持っている4つの特徴

キャビネットを開ける猫

思わず「すごいなぁ!」と、唸ってしまうような頭の良さを持つ猫には、共通する特徴がみられます。

頭のいい猫に見られる代表的な行動を見ていきましょう。

1.時間の感覚で飼い主の行動を把握

猫には、〇時〇分という24時間の概念はありませんが、日照時間によって1日のリズムが調整される体内時計を持っています。空腹などの生理的な欲求は、実際の行動のタイミングに影響しますが、基本的には薄明薄暮性と呼ばれる狩猟リズムをベースにして、個体ごとの生活リズムに合わせて活動するのが一般的です。

しかし、頭のいい猫になると、自分の体内時計をもとに飼い主の生活パターンも学習するようになります。たとえば「飼い主が起きる時間」「食事の時間」「飼い主の帰宅する時間帯」など、飼い主の動きと自分の食事や遊びたいタイミングを関連付けて記憶し、それを予測した行動を取ることができるのです。

2.コミュニケーション能力が抜群

頭のいい猫は、人間との交流の仕方に柔軟性を持っていて「どう伝えれば自分の要求が通るか」を理解したうえで、状況に応じて表現を使い分けることがあります。

その代表例が、鳴き声の使い分けです。おねだりするときには、飼い主の感情に訴えかけるような高くて柔らかい甘えた感じの鳴き声を意図的に使うようになるのです。

さらに賢い猫になると、視線まで上手に使うようになります。要求があるときには、飼い主のことをジッと見つめて注意を引き、目的の場所(おやつの入った棚やドアなど)へ視線を移す「視線誘導」で人を動かすという高度なコミュニケーションを使いこなすのです。

3.観察力と学習能力が非常に高い

飼い主の行動をよく見て学習する猫は少なくありませんが、観察した行動をマネして再現しようとする傾向が見られるのも、頭のいい猫の特徴です。

たとえば、飼い主が家の中で行う動作を覚えて、ジャンプしてドアノブを下げる、引き戸に爪を引っ掛けて横に引く、布団に入って枕を使うなど、特に教えてもいない行動をすることがあります。

これらができる背景には、猫の手の関節が自在に動きやすいという身体的特徴もありますが、それだけでなく操作が簡単な仕掛けであれば、飼い主の行動をよく観察し、同じように操作できる点にあります。

操作に成功するかどうかではなく、同じ行動をやってみる知能の高さがうかがえます。

4.物事の因果関係を理解したような行動

頭のいい猫の中には、単に人の行動をマネしたり習慣で動いたりするだけでなく、「どの行動がどの結果につながるのか」を理解しているような行動を見せることがあります。

たとえば、お腹が空いて飼い主を呼びに行った際に、「テーブルに飛び乗ると注意されるが、足元で待っているとおやつがもらえる」など、行動によって結果が変わることを理解して、より有利な方を選択して行動するのです。

こうした行動は、本能や反応だけでは説明できません。経験の中から原因と結果の関係を学び、それを次の行動に活かせる能力は、まぎれもなく頭のいい猫の特徴だといえるでしょう。

猫を賢く育てるためのコツ

パズルフィーダー

猫の頭のよさは、芸ができるかどうかだけで判断できるものではありません。しかし、できるだけ賢く育てたいというのは、きっと猫自身が状況を理解して、人と上手にコミュニケーションしてほしいからでしょう。

これらの能力を伸ばすには、「脳への刺激」と「信頼関係」をベースにアプローチできます。

おすすめは、「知育遊び」を取り入れることです。パズルフィーダーやおやつ探しゲームをすることで、問題解決能力や学習能力を育むことにつながります。室内飼いの猫は刺激が不足しがちなので、退屈防止にもなります。

また、飼い主がたくさん話しかけてあげることも効果的です。食事のときは「ごはん」、遊ぶときは「あそぼう」など、毎回同じ単語を繰り返すことで、猫の中で単語と状況が結びつき、言葉の合図を覚えやすくなります。

ただし、人の言葉を学習させていくためには、家族全員ができるだけ同じ接し方をすることが重要です。ルールを一貫させることで、猫が人とのコミュニケーションを学びやすくなります。

猫を賢く育てるには、小さな積み重ねを続けることが一番の近道です。焦らず、楽しみながら、猫のペースに合わせて関係を深めていきましょう。

まとめ

本を読む猫

頭のいい猫は、人間の行動をよく観察しながら生活しています。

人の生活リズムを覚えたり、鳴き声や態度を使い分けてお願いごとをしてきたり、観察したことを学習して行動に移したりする能力があるのです。このような行動は特別な芸ではなく、環境や人との関わりの中で身につけた知性ともいえるでしょう。

猫のそんな能力を伸ばすためには、日頃からコミュニケーションを重ねることが大切です。たくさん遊び、たくさん話しかけながら信頼関係を築くことが、猫の持つ学習能力やコミュニケーション能力を引き出すことにつながります。

もしかしたら、そのうち「こんなことまで理解しているの?」と驚くような、とっても賢い一面が見つかるかもしれませんね。

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