猫が「ニャ?」と鳴く理由3選

愛猫は、飼い主の様子を見ていて、人の行動に関心を示すときに、短く「ニャ?」と語尾をあげて鳴きます。
その鳴き声には、飼い主への親しみや、何かを伝えたい気持ちが含まれていると考えられます。猫が「ニャ?」と鳴く理由を、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.確認したい
名前を呼ばれたときや、飼い主の行動を見ていたときに「ニャ?」と鳴くことがあります。
人間でいえば「なぁに?」や「どうしたの?」に近い言葉で、猫が何かしら疑問を感じているときの鳴き方です。まさにクエスチョンマークを浮かべて問いかけているような状態といえるでしょう。
周囲に対して高い関心を持ち、状況を把握しようとするとても知的な行動です。猫が安心して過ごせる環境ではよく見られます。
2.控えめなアピール
飼い主に対して何か要求があるものの、強い要求を込めて大きな声で鳴くのではなく、控えめにアピールするときには「ニャ?」と語尾をあげてかわいらしく鳴くことがあります。
自立心があり落ち着いた猫によく見られます。飼い主との信頼関係が十分に築かれていることから、大きな声で要求鳴きをしなくても、飼い主に気づいてもらえることを学習しているのです。
「ちょっと、いい?」と気づいてもらうための声掛けなのです。
3.呼びかけ
猫が相手に声をかけるような感覚で「ニャ?」と鳴くこともあります。
これは飼い主に対してだけでなく、同居の猫などにも向けられることがあります。特に多頭飼いの家庭では、仲良しの猫同士が「ニャ?」と呼びかけているのを見ることができるでしょう。
他者とのコミュニケーションを好む猫や、自己表現が豊かな性格の猫で見られやすい傾向があります。相手とのつながりを確認するための社会的な声かけのような鳴き方なのです。
「ニャ?」と鳴く猫の気持ちを読み取るポイント

愛猫が「ニャ?」と鳴いてくるときには、だいたいは機嫌が良いときのことが多いものですが、鳴き声だけでなく全身の様子も観察すると、その目的を推測しやすくなります。
その場に留まってこちらを見ているなら、確認したいことがあるかもしれません。名前を呼んだ直後なら返事をして、飼い主の次の反応を待っていると考えられます。相手からのアクションを待っているやや消極的な態度ですが、まったくの無関心ではないことがわかります。
一方、近づいてきて顔を見上げて鳴く場合やすり寄ってくる場合には、猫からのお願いがあるのかもしれません。積極的に自分の存在に注目させることで理解してもらいたい気持ちがあります。
いずれにしても、そのまま無視すると猫が求めている反応を得られないままになってしまうため、どちらから始まったやり取りであっても、一度応答してきちんと区切りをつけてあげましょう。
まとめ

本来、野生の猫は成猫になると、個体同士のコミュニケーションとして鳴くことがあまりありません。特に疑問形のように鳴くのは、ほとんど見られない行動です。
しかし、私たちがかわいがっている猫たちは、相手に何かを伝えようとするときに「ニャ?」と鳴いていることがわかります。
これには、猫からの主体的な意図や感情が込められていて、人間へ気持ちを伝えるために発達したコミュニケーション行動のひとつだと考えられています。成猫同士で鳴き声をかわすのも、人間との生活の中で得た伝える術を、猫同士のやり取りにも見られるようになったのかもしれません。
もし、猫の「ニャ?」が聞こえたら誠実に応えてあげましょう。猫との「会話」がもっとスムーズになっていきますよ。