猫の被毛に起こる『毛割れ』の原因3つ 病気の可能性から効果的なケア方法まで

猫の被毛に起こる『毛割れ』の原因3つ 病気の可能性から効果的なケア方法まで

猫の被毛が束になり割れているように見える「毛割れ」。毛の下の皮膚が見えてしまうこともあります。毛割れはなぜ起こるのでしょうか?その原因を解説するとともに、効果的なケア方法をご紹介します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

猫の毛割れの原因3つ

体を伸ばしている長毛種の猫

猫の被毛が固まってゴワゴワになってしまい、割れているように見える状態を「毛割れ」といいます。毛割れには、次のような原因が考えられます。

1.加齢によるもの

毛割れが起きてしまう原因の多くは加齢によるものです。高齢になると毛艶がなくなることに加えて、体力不足や関節の痛みからグルーミングの回数が減っていきます。そのため、被毛の汚れや皮脂がたまり、毛割れが起きてしまうのです。

2.栄養状態が悪い

食事の栄養分が不足していると、栄養が毛先まで届かず、被毛や皮膚の質が変化するために毛割れを起こしてしまうことがあります。特にダイエットをしている猫や食生活に偏りのある可能性のある猫、体重変動などが大きく栄養吸収に問題のある可能性のある猫は要注意です。

脂質の多い食事や、栄養バランスの偏った食事をしている猫も毛割れが起きやすくなります。猫の食事は栄養バランスの整った質の良い総合栄養食がおすすめです。

3.乾燥によるもの

冬場は乾燥するため、皮膚トラブルを起こしやすくなります。そのため、毛割れが起きてしまうことがあります。

水分不足も毛割れを起こす要因になります。寒い時季でもしっかり水分摂取ができるようにしましょう。

猫の毛割れは病気の可能性も?

他の猫の毛づくろいをしてあげる猫

病気や口内のトラブルによっても栄養や水分が摂取できずに毛割れを起こすことがあります。元気がない、食欲がないという場合は要注意です。

体に痛みや違和感があり、グルーミングがうまくできずに毛割れを起こすこともあります。毛割れ以外にも症状が見られたり、気になることがあれば動物病院を受診しましょう。

毛割れだけでなく脱毛やフケ、炎症などが見られたら皮膚トラブルが考えられます。その場合も動物病院で診てもらってくださいね。

猫はストレスを抱えていると過剰にグルーミングすることがありますが、反対にグルーミングをしなくなる猫もいます。グルーミング不足で毛割れが起きてしまう原因にはストレスも考えられるのです。

毛割れのケアの方法は?

ブラッシングしてもらう猫

毛割れが起きてしまう原因の多くはグルーミング不足です。自分でのグルーミングが難しい場合、飼い主さんがブラッシングをしてあげることが重要になります。特に高齢になると体力が落ち、グルーミングをしなくなることがあります。

若い猫でも肥満傾向の場合、背中や腰などが自分でグルーミングしにくいことがあり、飼い主さんのケアが必要です。

ブラッシングは、抜け毛を取り除き皮膚を清潔に保つだけでなく、血行促進効果もあります。また、飼い主さんとのよいコミュニケーションにもなります。

毛割れを予防するために、食事の栄養バランス、水分摂取には気をつけましょう。室内の乾燥を防いだり、ストレスを抱えないよう環境を整えてあげることも大切です。

まとめ

舌を出している猫

毛割れは、猫の体が発するサインでもあります。毛割れの原因を探り、対処してあげることが必要です。

日頃から愛猫との触れ合いを大切にすることで、異変にも早く気づくことができます。グルーミングが苦手な猫には、こまめにブラッシングしてあげてくださいね。

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