猫の『トイレが臭くなる』4つの原因 頭を悩ませるニオイの消臭対策もご紹介

猫の『トイレが臭くなる』4つの原因 頭を悩ませるニオイの消臭対策もご紹介

猫は比較的ニオイの少ない動物といわれますが、トイレの臭いに悩む飼い主さんは少なくありません。その原因は、掃除不足から猫の体調不良までさまざまです。今回は、トイレが臭う原因と消臭対策をご紹介します。

SupervisorImage

記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

臭いの原因4選

トイレに入る猫

1.排泄物が長時間残っている

もっとも多い原因は、排泄物がトイレに長く残っていることです。

猫の尿には「フェリニン」というアミノ酸の一種が含まれていて、空気に触れると「チオール」という物質に変化し、独特の刺激臭を放ちます。

さらに、排泄物を長時間放置すると、雑菌が繁殖して悪臭の原因にもなります。

2.猫砂が汚れている・劣化している

排泄物を取り除いていても、猫砂そのものが臭いの発生源になっている場合があります。

猫砂は尿を吸収したり臭いを閉じ込めたりする役割を担っていますが、使い続けるうちに吸収力や消臭力が低下します。

固まるタイプの砂でも、吸収しきれなかった細かな尿の成分が底に蓄積し、臭いの原因になることがあります。

3.トイレ本体に臭いが染み付いている

意外と見落とされやすいのが、トイレ本体の劣化です。

プラスチック製のトイレは、使用するうちに表面に細かな傷がつきます。その傷に尿や汚れが入り込んで臭いが残りやすくなります。

長期間使っていると、丁寧に洗っても臭いが染み付いて取れなくなるので注意が必要です。

4.猫の体調変化や病気

急にトイレの臭いが強くなったり、臭いが変化したりしたときは、猫の体調に異変が起きている可能性があります。

うんちが異常に臭うようであれば、消化器の疾患や寄生虫・細菌の感染が疑われます。

また、甘酸っぱいおしっこは糖尿病、ツンとくるアンモニア臭やその他の異臭は膀胱炎など、排泄物の臭いの変化から病気のサインを読み取ることができます。初期の糖尿病では尿量が増えて薄く感じるため、逆に匂いに気づかないこともあるので注意が必要です。

知っておきたい消臭対策

トイレを掃除する人と猫

排泄物はできるだけ早く取り除く

うんちやおしっこは、時間が経つほどに強い臭いを発するようになります。排泄物に気づいたら、すぐに処理しましょう。

こまめに掃除をする

排泄物で汚れた砂を取り除くことはもちろん、1~2週間に1回は砂をすべて新しいものに交換しましょう。月1~2回は、ペット用の洗剤やクエン酸水を使ってトイレ本体を水洗いしてください。

完全に砂を変えたり、洗ったりすることでトイレを拒む猫の場合は、使った砂を少量上からかけてあげると良いでしょう。

設置場所を工夫する

風通しが悪い、湿気が多い場所は、臭いがこもるだけでなく菌の繁殖の原因にもなります。換気扇の音を嫌がらない場合は、換気扇の近くにトイレを置く、空気清浄機を活用するなどの工夫をしましょう。ただし、芳香剤は猫の嗅覚に負担をかける恐れがあるので要注意です。

まとめ

なでられる猫

猫のトイレの臭いは、掃除の仕方や頻度だけでなく、トイレ本体の劣化、さらには猫の健康状態など、さまざまな要因が関係しています。

臭いが気になったときは消臭対策だけでなく、その原因を探ることも重要です。日頃から排泄物の状態や臭いの変化を観察することで、病気の早期発見につなげることができます。

猫の快適な暮らしと健康を維持するために、トイレの環境を整えてあげてくださいね。

スポンサーリンク