︎ブラッシング不足で起きる5つのトラブル

1.毛玉になる
ブラッシングを行う1番の目的は毛玉を防止することです。長毛種はもちろんですが、短毛種でもブラッシングをしないと小さなもつれが2-3日ででき始め、数ヶ月で大きな毛玉となってしまいます。
毛玉ができると皮膚が引っ張られて痛みが生じるとともに、その事によるストレスやこの後ご紹介する皮膚病などの原因となります。
2.皮膚病
ブラッシングが不足することで毛玉ができると、皮膚が常に引っ張られている状態になるため、皮膚が炎症を起こすことがあります。
また、生活する中で毛玉をどこかにひっかけてしまい、その状態でビックリして暴れることで、皮膚が傷ついたり、ひどいと破けてしまうこともあります。
毛玉が小さいうちに取ることができれば、この様な皮膚トラブルは起きにくいですが、毛玉が巨大化し皮膚が常に引っ張られている状態が続くと皮膚は血流障害を起こし、最悪の場合その部分の皮膚が壊死して一生毛が生えてこなくなってしまいます。
3.嘔吐が増える
猫はグルーミングによって飲み込んでしまった毛を毛の塊として嘔吐する事で体外に出します。これは正常な猫の行動で、月に1回もしくは数ヶ月に一回が正常な範囲です。しかし、ブラッシングを行わないまま抜け毛を放置していると猫が大量に毛を飲み込んでしまい、毛の塊を嘔吐する頻度が増えてしまいます。
また、毛の塊が体内でできることで便秘になりやすく、便秘症から嘔吐の頻度が増えることがあります。
4.腸閉塞
大量の毛をグルーミングで飲み込むことで、体内でできた毛の塊が巨大化し、それが腸に詰まって腸閉塞という状態になってしまう事があります。腸閉塞はすぐに手術を行わなければ、最悪の場合命を落とす危険な病気です。
腸閉塞の症状は、食べるとすぐに吐く、1日に何度も吐く、便が出ない、元気がない、食欲低下などです。
5.怪我や病気の発見が遅れる
ブラッシングをすると、普通に過ごしていても気が付かない猫の不調を見つけられる事が多々あります。皮膚の色、皮膚に傷がないか、ノミやダニがついていないか、体の痛そうな場所がないか、元気はあるかなど猫の体の様子を確認する事ができます。
ブラッシングをしないと、なかなか皮膚の色やノミダニのチェックを日頃する場面は少ないため発見が遅れる事があります。
︎正しいお手入れの頻度とは

猫のブラッシングの頻度は、猫種、年齢、時期などによって変わります。
まず、長毛種の猫はどの年齢、どの時期であっても1日に1回は必ずブラッシングが必要です。特にお腹やお尻周り、足の内側には非常に毛玉ができやすいため注意しましょう。長毛種では毛のもつれがほぐせるスリッカーブラシを使うのがオススメです。
また、高齢で寝たきりの猫や病気で体力の落ちている猫も自分でグルーミングできないため1日1回のブラッシングが必要です。グルーミングができない猫は市販のシャンプータオルやホットタオルなどでブラッシングの仕上げに体を拭いてあげるのがオススメです。
短毛種の健康な猫は、週に2-3回のペースのブラッシングで問題ありませんが、換毛期には1日1回ブラッシングが必要です。短毛種では抜け毛がよく取れるラバーブラシを使うのがオススメです。
︎まとめ

ブラッシングの頻度の目安をご紹介しましたが、実は猫はグルーミングの頻度や、毛の抜ける量、体の大きさがそれぞれ異なるため、ブラッシングが必要な頻度もその子によって色々です。
ブラッシング不足の目安として、猫が月に1回以上毛玉を吐く場合や巨大な毛の塊を吐く場合には足りていないサインかもしれません。
猫の健康を守るためにも、飼い主さんがそれぞれの猫にあったブラッシング頻度ややり方を見つけ、習慣化させる事が大切です。