猫との暮らしを豊かにするペット家電5選

常に愛猫に接して、手間ひまをかけることが愛情だという時代もそろそろ終わり。離れている時間も健康や安全を守り、自宅ではふれあいの時間を大切にする。
そんな猫との暮らしを豊かにしてくれるアイテムたちを、活用法とともに解説していきます。
1.見守りカメラ
外出先でも家の様子が確認できる見守りカメラは、猫を飼っている家庭に人気の製品です。異変があっても「帰るまで気づかなかった」という事態が避けられるのが大きなメリットです。
製品には、猫が動いたときだけ通知がくるものや音声通話機能、広範囲をカバーできる首振り機能のあるタイプなど、自分が部屋にいるときのような臨場感で見守ることができます。
設置の際は、猫がよく過ごしている部屋の、全体を見渡せる高い位置に固定しておきます。見守りカメラは、通信の安定性が製品の要なので、Wi-Fiルーターとの距離も考えて設置しましょう。
また、プライバシー保護のため、パスワードは定期的に更新して、在宅時には撮影しないようにした方がいいでしょう。
2.オートフィーダー(自動給餌器)
タンクにセットしたフードを、設定した時間に決まった量を出してくれるオートフィーダー。一食分ずつ保存できるタイプや、アプリで給餌履歴を記録できるタイプ、猫が食べている様子を録画できるタイプもあります。
猫によっては食事間隔が空きすぎると胃液を吐いてしまったり、逆にドカ食いをして吐き戻したりすることがあります。そのような場合に、オートフィーダーがあると、時間通りにあげられない心配がなくなります。多頭飼い用に、個体ごとに量を調整できるモデルもあります。
猫によっては、機械の動作音に驚くので、最初は何回か一緒にいるときに作動させて慣れさせるとよいでしょう。
3.ウォーターファウンテン(自動給水機)
ポンプで水を循環させ、常に流れる状態を作ることで猫の飲水を促すアイテムです。中にセットしたフィルターで汚れを除去するので、キレイな水を維持してくれます。
猫に多い下部尿路疾患や腎臓病の予防のためにも、十分な水分摂取は重要です。猫は習性的に流れる水に興味を持ちやすいので、ただポンと置いてある水よりも水を飲む傾向が増えるでしょう。大容量タンクのモデルであれば、数日間の外出時でも水切れのリスクを軽減できる点も魅力です。
お手入れの際は、多少面倒でもポンプやタンクを細かく分解して、専用のブラシなどでヌメリをキレイに除去する必要があります。フィルターの交換時期も適切に行い、常に十分なろ過能力を保っておくようにしましょう。
4.空気清浄機
ペットがいる家庭向けの空気清浄機は、ニオイやハウスダストだけでなく、空気中に舞う猫の細い抜け毛まで吸引するタイプが主流です。猫による誤作動を防ぐチャイルドロック機能も付いている製品がほとんどです。
空気清浄機で部屋にこもるニオイや空気中の浮遊菌、アレルゲンなどを除去しておくと、猫だけでなく飼い主のアレルギー対策にも有効ですし、換気がしにくい季節でも快適さを一定に保てます。
設置場所は、部屋の入口付近の空気が循環する場所や、猫トイレの近くに壁から少し離して置きましょう。換毛期には、吸い込み口に抜け毛が溜まりやすいため、外側にあるプレフィルターが外しやすいものだと掃除が簡単です。
5.ペット用ヒーター
マット型のペット用ヒーターは、実は1年を通してあると便利なグッズです。犬猫用に作られているので高温になりすぎない特徴があります。また、電気コードにも噛みつき対策がされているものがほとんどなので安心して使えます。
冬場の寒い時期だけでなく、実は夏に冷房をつける際の寒さ対策にも優れています。冷房が苦手な猫は意外と多いものです。冷気は部屋の低い場所に溜まりやすいため、高い位置にいる人間が暑さを感じている一方で、床付近で過ごす猫だけが寒いという状況になるせいです。
一部だけでもヒーターであたたかい場所があれば、寒さを感じた猫が避難できます。猫が自分で快適な温度を選べるようヒーターが有効なのです。
ペット家電を導入する際の注意点

これからペット家電を何か使ってみようかなという際にいくつかの注意点があります。
これらは電化製品である以上、コンセントを利用します。そのため、電源コードの噛みつき対策や転倒防止などあらかじめ安全対策をするようにしましょう。
ペット用ヒーターでは、電気コードの保護がされていることが多いですが、一般的なコードはケーブルモールなどで隠ぺいすると安全です。
電源付近の水滴による漏電にも十分注意してください。給水機は水気を伴うため、特に注意が必要です。
便利な家電でも、初期不良や使用上の故障、経年劣化もあります。日頃から、こまめに動作確認やメンテナンスをすることで、安全に使えます。見守りカメラや空気清浄機が途中で止まっても、大事には至りませんが、オートフィーダーや給水器が止まると大変です。
災害による停電に備えて、電池とコンセントの2電源方式のものを選ぶか、別の方法でも食べたり飲んだりできる手段を備えておくことが大切です。
なお、見守りカメラは、初期パスワードの変更やシステムの更新を怠ると、不正アクセスされる恐れがあります。ネットワークセキュリティにも注意してください。
まとめ

ペット家電は単に便利なだけでなく、離れていても猫の様子がわかるなど、猫の管理と飼い主の負担軽減の両方ができる優れモノです。
ペット家電は決して忙しい人の手抜きのためではなく、日常的なルーティンを機械に任せることで、あいまいになってしまう猫の食事量の記録や見てあげられない時間帯の猫の過ごし方の把握など、安全面や健康面での役に立つ部分も大きいのです。
また、猫の生活環境を一定に保つことで無用なストレスを減らして、健康の維持にもつながります。
困ったときにはじめて選ぶことの多いペット家電ですが、これからはポジティブな意味で積極的に使うこともできそうです。