目の見えない猫に「読み聞かせ」

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英王室の属領であるガーンジー島。
ここでは中学校(secondary school)の生徒たちが、島の動物保護施設で猫に本を読み聞かせることで、「読み書き能力の向上」に取り組んでいます。
Les Beaucamps校の生徒たちは、高血圧により視力を失った野良猫Mr Bに本を読み上げています。生徒のNevaさんはこの体験の感想をこう話してくれました。
「とてもすてきな時間を過ごせました。Mr Bはすごく落ち着いてリラックスしていて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら聞いてくれたんです」
Beaucamps校でインクルーシブ・マネージャーを務めるLisa Harveyさんは「音読することで、生徒たちの読み書き能力を高めることができるだけでなく、社会的なコミュニケーション能力や対人スキルの向上にもかなり役立ちます」と述べています。
リラックスして交流を楽しむ猫たち

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GSPCA(グレーター・スコットランド動物虐待防止協会)の猫舎責任者Anna Paintさんは、次のように話してくれました。
「この取り組みは保護されている猫だけでなく、生徒たちにもメリットがあります。どの猫も、生徒との交流をとても楽しんでいるようで、ケージの前に寄って来て、静かに座って聞いています」
「Mr Bは目が見えなくても耳は聞こえるので、子どもたちとの時間を楽しんでいるようです。それに生徒の声の高さや調子も、猫に影響を与えるようですね。読み聞かせのときはその場は穏やかな雰囲気に包まれ、猫もとてもリラックスできるみたいです」と彼女。
「犬のセラピー療法」から着想

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Lisaさんによると、このアイデアは学校で行っている「犬による動物療法」から着想を得たそうです。
「週に数回、学校にセラピードッグが来てくれるのですが、それが生徒にとても好評だったので、これをさらに発展させて施設の猫たちに読み聞かせをすることにしました。それが大成功だったのです。生徒にも猫にも、とても気に入ってもらえましたね」という彼女です。
あなたの愛猫にも「読み聞かせ」をしてあげると、喜んでもらえるかもしれません。ただし、猫を蹴った「山寺の和尚さんの話」は避けたほうがいいかも…?