︎猫のおしっこのチェックポイント

1.色
猫の尿の色は、通常であれば淡黄色〜黄色をしています。しかし泌尿器系に異常が見られるとこの尿の色が濃い黄色や茶色になったり、血が混ざるとピンク色や赤色になる事があります。猫砂の色を確かめて、いつもと違う色の塊ができている場合には動物病院で検査しましょう。
2.量
膀胱炎になるとトイレに行っても尿が少ししか出ない、または全く出ないといった症状が見られます。
また、逆に糖尿病やホルモンの病気になると、多飲多尿と言って沢山飲水して、濃度のうすい尿をたくさん出すといった症状が見られる事もあります。いつもよりも猫砂の塊の大きさが極端に小さかったり、極端に大きかったりする時は、異常のサインと言えます。
3.回数
猫がトイレに行く回数の変化も膀胱炎のサインとして有力です。猫がトイレで尿をするのは、多くても通常は4回前後ですが、1時間に一回以上トイレに行くなど、明らかに回数が多い場合には、膀胱炎の症状と言えます。
4.におい
尿の匂いが急にキツくなったりした場合もそれは病気のサインかもしれません。特にアンモニア臭のようなツンとした匂いが強い場合には、膀胱炎の疑いが強いです。逆に匂いが全くしない、薄い尿が出る場合にも腎臓病などの病気が隠れているかもしれません。トイレを掃除する際には、匂いも一緒に確かめるようにしましょう。
5.排泄時間
猫が尿をしている時にトイレにいる時間も重要です。猫は通常、排泄が済むと猫砂を排泄物にかけて長くても1分以内にはトイレから出てきますが、膀胱炎の症状などで、しぶりや残尿感がある場合、猫は尿が出た後でもトイレに居続けます。
︎異常があった時の対処法

上記の様な尿の異常が見られた場合には、まずは動物病院を受診する事が大切です。その際に可能であれば、当日採れた液体の状態の尿を一緒に持参しましょう。
猫の尿は、猫砂の上全面にラップを敷いて置くと、そこに尿が溜まり比較的簡単に採取できます。動物病院で貰える尿検査用の容器があればそれに入れますが、無ければ紙コップやお弁当用の醤油差しでも代用できます。量は1ml以上があれば理想的ですが、難しければ採れた分だけでも大丈夫です。
また、どうしても採取できない場合やそもそもおしっこが出ていない場合には、尿を採れるまで待つのではなく、そのまま動物病院を受診しましょう。動物病院でカテーテルや膀胱に針を刺す事で尿を取る事が可能です。
尿が全く出ていない場合は尿閉塞を引き起こしています。尿閉塞はすぐに処置をしなければ、腎臓に負担がかかり、命に関わる病気です。
おしっこが出ていない、排尿時で痛みで鳴き叫ぶ、膀胱付近を触ると野球ボールの様に硬いものが触れる、などの症状が1つでも見られた場合には緊急で動物病院を受診しましょう。
︎まとめ

猫は膀胱炎、尿石症、尿閉塞など泌尿器系の疾患が多い動物です。特に冬場は、寒くなる事で飲水量が低下し、尿の濃度が濃くなるため、尿トラブルが多くなります。
対策として、フードをドライフードからウェットフードに変えたり、水皿を水が流れるタイプの給水機にしたりするだけでも猫の飲水量を確保しやすくなります。飼い主さんがしっかりとした予防と、異常に気づくことのできる知識の両方を持っておくことが、猫の健康を守る事につながります。