猫が「おいで」を習得するメリットと活用シーン

猫が呼んだらきてくれるのは嬉しいですし、コミュニケーションの質が上がります。
この「おいで」は、日常のさまざまなシーンで役立ちます。
例えば、登ってほしくない場所に向かおうとしたときも、声かけで自然に戻ってきてもらいやすくなり、叱らずに行動を変えていけます。別室への移動や、キャリーに入ってほしいときにも有効です。
さらに、いざというときに猫を守る行動にもつながります。災害や脱走で隠れてしまったときにも、普段からの「おいで」が合図となり、呼び戻しやすくなるはずです。
このように「おいで」には、嬉しさだけでなく実用的なメリットが多くあります。では実際に覚えてもらうには、どのように教えてあげるとよいのでしょうか。
猫に「おいで」を教えるときの方法3つ

1.おやつを活用する
まずは、猫に「おいで=よいことが起こる」とインプットさせるのが効果的です。
そこで活用したいのが、おやつ。「おいで」と声をかけてからおやつをあげる行動を繰り返していくことで、猫が関連づけて学習しやすくなります。特に、猫が日頃からよく好むおやつを使うと、一層覚えやすくなるでしょう。
最初から遠い距離で呼びかけるのではなく、猫のすぐそばで行うのがポイント。慣れてきたら、だんだんと距離を広げていきます。
猫がきてくれたときにしっかり褒めることで、より成功率が高くなるでしょう。
2.嬉しいことの予告にする
猫が嬉しいと感じるのは、毎日のごはんや遊びの時間。こうした日常のタイミングを活かす方法もあります。
やり方はシンプルで、ごはんや遊びの時間に入る前に「おいで」と声をかけるだけです。
筆者は、ごはん前になかなかこたつから出てこない愛猫に声をかけていますが、無理に引きずり出すことなく、自分からきてくれることが増えて助かっています。
もちろん、ごはんや遊びだけの合図にならないよう、慣れてきたら日常のさまざまな場面でも声をかけることをおすすめします。
3.クリッカーで正解を伝える
より本格的に習得させたい方におすすめの方法が、クリッカーです。クリッカーとは、カチッと音を出す道具のことで、プロのトレーニングでもよく用いられています。
「おいで」と声をかけて猫が近づいたタイミングでクリッカーを鳴らし、その後におやつをあげるという流れを繰り返します。こうすることで「呼ばれたら行くことが正解なんだ!」と伝わりやすくなるでしょう。
猫を混乱させないためにも、カチッという音は「してほしい行動」をとってくれたときにだけ鳴らしてあげてください。
まとめ

猫に「おいで」を教えたいときには、よい出来事と結びつけることがポイントです。おやつの活用や、ごはんや遊びの時間に紐づける方法は、誰でも気軽に試せます。
また、プロのトレーニングでも用いられているクリッカーを使って、本格的に教える方法もあります。
ただし「おいで」を覚えることが、猫にとってストレスにならないよう注意しましょう。すぐにできなくても焦る必要はありませんし、無理強いするのはNGです。
楽しくコミュニケーションを取るスタンスで、その猫のペースに合わせてゆっくりと教えていきましょう。