猫と遊ぶときの4つのルール

猫との遊びは楽しい時間である一方、ルールを守らないと誤飲などの事故やケガにつながることがあります。 ここでは、猫と楽しく安全に遊ぶための4つのルールを紹介します。
1.食後に激しい遊びはしない
食後すぐの激しい運動は、嘔吐の原因になります。さらに、満腹状態で激しく動くと消化不良を起こしやすく、猫の体には大きな負担がかかる場合も。食事のあとは休息の時間と考え、ゆっくり過ごせるようにしましょう。
猫の狩猟本能を考慮すると、遊びのタイミングは食前がおすすめです。本来、猫は狩りをして捕まえた獲物を食べ、眠るというサイクルで生活しています。そのため、食事の前に遊ぶと、遊びの達成感と食事の満足感を同時に得られるといわれています。
2.手足など人間の体で遊ばせない
手や足をおもちゃ代わりにして遊ばせることは絶対にやめましょう。手足を使ってじゃれつかせてしまった場合、猫は人間を攻撃してもいいと学習してしまいます。
子猫の頃は噛まれても痛くないかもしれませんが、成猫になっても噛み癖が治らずに頭を悩ませる原因になりかねません。また、人間の体の一部を獲物と認識させることは、攻撃行動を助長する危険な行為でもあります。
一度身についた噛み癖や引っ掻き癖を直すのは非常に困難です。遊ぶ際は、かならずおもちゃを使い、人間の体で遊ばせないように徹底しましょう。
3.最後はおもちゃを捕まえて終わる
猫にとって遊びは狩りのシミュレーションで、最後に獲物を捕まえることで達成感を得られます。おもちゃを捕まえさせずに遊びをやめてしまうと、猫は獲物を仕留められなかったフラストレーションを感じ、かえってストレスになってしまうことも。最後はしっかりおもちゃを捕まえさせてあげましょう。
狩りの成功体験を与えることで、獲物を仕留めたという感覚が次回の遊びへの意欲や自信につながります。
おもちゃを捕まえたあとは、おやつをあげたり食事の時間を設けたりすると、狩りの過程が完結し、猫はより深い満足感を得られるといわれています。
4.同じおもちゃで遊び続けない
同じおもちゃだけで遊び続けると、猫はすぐに飽きてしまい、遊びへの興味を失ってしまいます。常に新鮮な刺激を与えるために、おもちゃは数種類用意し、日替わりでローテーションさせるのが効果的です。
また、飽きさせない工夫も大切です。たとえば、おもちゃを出しっぱなしにしないのも工夫のひとつです。出しっぱなしにしていると新鮮さがなくなり、興味が薄れてしまうこともあるためです。遊ぶときに飼い主さんが出し、遊び終わったら猫の手の届かない場所に片付けるようにしましょう。誤飲事故の防止にもなります。
猫との上手な遊び方とは?

猫との遊びは短時間で集中して行うのがコツです。1回あたり5分から10分程度を目安にし、猫が興奮し過ぎたり、落ち着きがなくなったりする前に切り上げましょう。猫は持久力が低いため、長時間ダラダラと遊ぶよりも、短時間の狩りを1日に数回行うほうが満足度が高くなります。
遊びの質を高めるためには、獲物の動きをリアルに再現することが重要です。おもちゃを床の上でカサカサと動かしたり、物陰から急に飛び出させたり、動きを止めて獲物が隠れたような間をつくったりして、飽きないように工夫しましょう。
高齢猫の場合は、激しい運動は控え、ゆっくりとした動きでおもちゃを追いかけさせるなど、体調に合わせた遊び方を心がけることが大切です。
まとめ

猫と遊ぶ時間は、運動だけでなく信頼関係を深める機会でもあります。
遊ぶ際には、今回紹介した4つのルールを意識することで、より達成感や満足感を得やすくなり、ストレス発散にもつながるでしょう。
ただし、紹介したルールはあくまで基本です。また、すべての猫に当てはまるわけではありません。反応を見ながら、愛猫に合った遊び方を見つけていくことが、安全に長く遊び続けるためのポイントです。