避難便でアテネへ

画像はイメージです
イラン紛争によって、中東で数週間も足止めされていた犬と猫45匹とそのギリシア人飼い主たちが、2026年3月18日、無事にアテネに帰国しました。
これは現地でペットとともに孤立していたギリシャ国民のため、同国政府が手配したエーゲ航空の「特別避難便」です。ペット45匹と101人を乗せて、アラブ首長国連邦のアブダビを出発したものです。
アテネ空港では、特製キャリーケースから出てきたペットたちが大喜びで跳びはねる感動的な光景が見られました。
ギリシャ内務省のペット保護担当特別長官Nikos Chrysakisさんは「ペットは荷物ではなく、家族の一員です」と述べています。彼は「数日かけて内務省と外務省が協力した結果、動物と人々が無事に帰国することができました。すばらしい結果です」と語っています。
猫は家族。置き去りにできない!

画像はイメージです
イスラエルと米国によるイランへの攻撃は、中東全域の航空便に大きな混乱をもたらしました。ミサイルが上空を飛び交う中で周辺各国は何度も領空を閉鎖したため、ドバイやカタールといった主要航空拠点で数1000便のフライトが欠航し、数10万人の旅行者が足止めを食らったのです。
Danai Koukoulomatiさんにとって、愛猫のMuay Thaiを一緒に乗せてくれる飛行機を見つけるまでは、絶対に避難することはできませんでした。
「わたしにとって猫は家族です。この猫を置いていくなんてとても考えられません。でも機内にも貨物室にも、動物を預かってくれる航空機はなかなか見つかりませんでした。ぺットを連れて国外に出るのは、この状況では本当に難しいんです」とDanaiさん。
幸いなことに、Muay Thaiは爆撃に対して飼い主よりずっと落ち着いて対処していました。近くで爆発音がすると「猫はすぐにバスルームに隠れて、それでおしまい。本当に落ち着いた態度で立派でした。でもわたしは猫ほど冷静にはなれずに不安で怯えていました。Muay Thaiから学ぶべきことが、まだまだたくさんありますね」とDanaiさんは話します。
ペットは自分の子供と同じ

画像はイメージです
ドバイに5年間住んでいるAlexandra Papayanisさんは、自分の愛犬と友人の犬を連れて到着しました。彼女もまた、動物を乗せてくれる避難便を見つけるのに苦労したといいます。
「本当に大切なんです。でも見捨てるわけにはいきません。この非常に困難な状況下で、わたしたちが直面した最大の課題が、大事な犬や猫をどうやって一緒に連れていくかということでした」と彼女。
搭乗したMaria Theochariさんにとっても、愛犬をドバイの家から連れ出さないなどということは考えられませんでした。
「ペットは子供と同じ。本当に大切な存在なのです」
紛争の行方が見えるまで、「愛するペットとどうやって避難するか」を模索する人々の努力が当面続きそうです。
出典:'My cat is my family': Greece launches animal airlift to evacuate pets from Middle East