猫が1日中寝ている理由4選

1.体力温存のため
猫の寝る時間が長いのは、体力を蓄える必要があるためです。もともと、猫は肉食動物。猫を始めとする「狩りをする側の動物」は必要な時に十分な集中力と体力を残しておく必要があり、かつ一般的に天敵がいないため、草食動物に比べると睡眠時間が長い傾向があります。
また、猫は薄明薄暮性であり、早朝や夕方以降に活動的になる性質があります。日中は睡眠を取り、人間が寝る時間に活動的になります。その結果、人間から見ると1日中寝ているように感じるのかもしれません。
2.年齢によるもの
一般的に、猫は1日12~16時間を睡眠に費やしているといわれています。しかし、子猫やシニア猫に関しては、1日20時間近く寝ることもあるのだとか。成猫と比べて体力がなく、より多くの休息時間が必要になるためです。
とくに、シニア猫は寝てばかりいるイメージが強いかもしれません。若いころより遊ぶ時間が減るため、自然に寝る時間が増えるという理由もあります。睡眠時間が増えてくる年齢は個体差がありますが、シニアに入るおおよそ10歳以降といわれています。
3.気温によるもの
冬になると、寝る時間が増える猫も多いことでしょう。寒い時期は、体温を保つために動き回らないようにする必要があるためです。ぎゅっと丸くなって、自分自身を保温しています。
また、夏の暑い時期に寝る時間が増えるケースもあります。これは、無駄な体力消耗を避けているから。
なお、「暑い」「寒い」と感じる基準は個体差がある上、冷暖房の使用や日当たりによっても変わります。寝る時間が増えたときは、季節の影響を考えてみてもいいかもしれません。
4.ストレスによるもの
猫は、ストレスで睡眠時間が長くなることがあります。とくに、環境の変化があったときは要注意。引っ越しや家族の増減があったり、新しい猫を飼い始めたときは、ストレスをためてしまいます。安心できる場所で寝続けることで、自分の心を守っているといっていいでしょう。
反対に、ストレスがたまって寝られなくなることも。睡眠時間の変化は、猫のストレスをはかるバロメーターになるのです。
放っておいて大丈夫?

猫は長時間睡眠を必要とする動物のため、1日中寝ているように見えても基本的には問題ありません。一般的に、成猫は12~16時間、子猫やシニア猫は18時間以上寝るといわれています。ちゃんと起きている時間があり、食事や排泄も問題ないのであれば様子を見てもいいでしょう。
異常かどうかは、「起きている時間に具合が悪そうにしていないか」「睡眠の様子が以前と比べて極端に変化していないか」で判断してください。
注意が必要なケース

1日中寝ているだけでなく、以下のような変化が見られた場合は気を付けましょう。
- 食欲がない
- 水分をとらない
- 反応が悪い
- 触ると鳴く
- 排泄の変化
- 呼吸の変化
これらの異常があった場合、なんらかの不調を抱えている可能性があります。とくに、苦しそうにしていたり、痛そうにしている場合は要注意。症状を詳しく書き留めて、動物病院に連れていきましょう。
また、寝る場所が変わったり、睡眠時間が大幅に変わった場合も気を付けなければなりません。ずっと寝ているように見えて、実は浅い眠りが続いている…ということも考えられます。
まとめ

猫は、年齢や季節の影響で睡眠時間が長くなることがあります。しかし、もともとの睡眠時間が長いということも忘れてはいけません。見るべきポイントは、以前と比べて変化したかどうかです。
睡眠時間や寝る場所が明らかに変わったり、いつもより長時間じっとしているのに寝れずにいる場合や、起きているときの様子に変化があった場合は、動物病院で診察を受けてみるといいでしょう。少しでも気になることがあれば、早めの検査が安心です。
日ごろから猫を観察することで、いち早く変化に気付けます。お気に入りの寝床や睡眠スタイルをチェックしておきましょう。