キレイ好きとされている理由3選

1.グルーミングが好きだから
猫がキレイ好きと言われる代表的な行動がグルーミングです。猫は1日のうちに約2~5時間ほどグルーミングするといわれており、その姿を見て「またお手入れしている」と感じることから、キレイ好きというイメージが定着しています。
ただし、猫が毛づくろいをする理由は「キレイ好き」の一言では片づけられません。たとえば猫がグルーミングをする代表的な理由が「体のニオイを消すため」。猫は自分の体についたニオイを舐めて消すことで、外敵に見つかりにくくします。これは野生の本能によるものです。かつて野生の中で暮らしていた猫にとって、ニオイを残すことは命取りになるため、この習慣が今も受け継がれています。
さらに「被毛や皮膚の健康を保つため」という意味もあります。グルーミングによって、ホコリや汚れ、抜け毛を取り除き、皮脂を全身に行き渡らせたり皮膚の乾燥を防いだりするのです。このほか、毛づくろいによるケアで皮膚トラブルの予防にもつながったり、体温調節のためだったり、メンタルケアの役割もあります。
2.トイレが清潔でないと嫌がるから
猫はトイレが汚れていると使うのを嫌がることがあります。排泄物が残っていたり、ニオイが強かったりすると、別の場所で排泄してしまうこともあるほどです。これは「汚れた場所を避けたい」という心理が働いています。
3.新品の衣類や洗い立ての洗濯物に乗るから
猫は新しい布団や衣類を開封したとき、すぐに乗りにくることがあります。また、洗い立てのシーツや洗濯物、干したばかりの布団にも乗る傾向がみられます。一見すると「きれいなものが好きだから」と思われがちですが、実はこの行動には自分のニオイをつけたいという意味が込められているのです。
洗い立ての布類や新品の衣類は、猫にとって自分のニオイがリセットされている状態。そのため体をこすりつけたり、寝転んだりすることで自分のニオイをつけて安心できる状態にしようとしているのですが、人間の目には「キレイ好き」として映ることが多いです。
愛猫の清潔を保つために飼い主ができること

先述したとおり、猫はもともと清潔を保つ習性があります。それをすべて猫に任せきりにするのではなく、飼い主さんがサポートするのも大切です。
例えば、汚れや抜け毛のケアをサポートするならブラッシング。飼い主さんの手が入ることで、毛玉の予防や皮膚トラブルをより軽減することができるでしょう。特に換毛期や長毛種の猫は、こまめなケアが重要です。また必要に応じて、濡れタオルで軽く拭いたり、皮脂が多くフケがたまっているときはお風呂で洗ってあげましょう。ただし無理にお風呂に入れる必要はなく、ボディケア用のペットシートで拭くだけでもよいですよ。
また猫の体がなるべく汚れないように、猫ベッドやお気に入りのクッションは定期的に洗い、毛やほこりがたまりやすい場所もしっかり掃除しましょう。猫が快適に過ごせる空間を整えてあげるのも、重要なサポートです。
もちろんトイレのこまめな掃除は必須です。トイレは1日1回以上の掃除を心掛け、多頭飼いや長時間の外出のときには、トイレの台数を多く設置するなどの工夫も必要。場合によっては、システムトイレや自動トイレなども便利です。
まとめ

猫がキレイ好きといわれる理由は、その生活習慣に隠されています。しかしこれは単に性格だけの問題ではなく、生命維持や危険回避のための本能によるものです。
体を清潔に保つことは健康維持のため、ニオイを取るのは外敵から身を守るためなど「生きるための習慣」として身についているものです。
こうした特徴を理解し、無理に手を加え過ぎず、かつ必要な場面でサポートすることが、飼い主さんに求められることです。理解して徹底することで、猫にとって快適な環境となりますよ。