︎チェリーアイとは

犬や猫は人と違い、上瞼と下瞼の他に3つ目の瞼を持っています。それを第三眼瞼と呼び、通常は目を開いている時には目の裏側に隠れています。第三眼瞼は目に異物が入るのを防いだり、涙を作ったりする役割を担っています。
チェリーアイとはその3つ目の瞼である、第三眼瞼が何かしらの原因で目の表側に飛び出た状態を言います。その飛び出した部分がさくらんぼの様に赤く丸い見た目をしていることから、チェリーアイという名前が付いています。
︎チェリーアイの原因

チェリーアイは生まれつき第三眼瞼を支える筋が弱いために起こるタイプと、外傷など後天的な原因で起こるタイプとがあります。
︎チェリーアイの症状3選

1.目頭に赤いものが飛び出る
その名の通り、第三眼瞼が飛び出した部分がさくらんぼの様に赤く、目頭側に現れます。
2.目ヤニ
チェリーアイの原因が外傷などだった場合、細菌感染などから目ヤニがでてくることもあります。通常の目ヤニは、透明なものや茶色いものが少量付く程度ですが、細菌感染が原因の場合は、黄色〜緑色の目ヤニや粘度の高い目ヤニが大量に出ます。場合によっては、目ヤニが目を塞いでしまい目が開けられなくなってしまう事もあります。
3.目の充血
チェリーアイになると第三眼瞼が表面に現れる事から、猫は目に違和感を感じたり視界が見えにくく感じることがあります。そうすると猫は目を自分の手で引っ掻いたり、床に擦り付けてしまいます。その事から二次的に、目に傷がついてしまい結膜炎や角膜潰瘍が発生し、目に充血が見られることがあります。
また、猫風邪などのウイルス感染が原因でチェリーアイを起こしている場合、その症状としても目の充血が見られます。
︎チェリーアイの治療法

チェリーアイの飛び出している部分は、動物病院で専用の道具を使いながら目頭側に押し戻して貰うと、戻る場合が多いです。
しかしそれだけでは根本的な原因が取り除かれていないため、すぐに再発してしまうことがほとんどです。そのため、根本的な原因となっている外傷などの治療を同時に行います。具体的には、抗生剤や炎症止めなどの注射や内服薬を用いたり、点眼薬で目の炎症や腫れを治療します。
ほとんどの場合が根本的な原因を取り除けば第三眼瞼は元の位置に戻りますが、稀に何度押し戻してもすぐに表側に現れてしまうことがあります。先天性の場合などがそのような状態に当たり、猫ではとても稀ですが、その場合には第三眼瞼が表側に出ない様に目の裏に固定する手術を行う事もあります。
︎まとめ

チェリーアイはその見た目から最初はとても驚いてしまいますが、すぐに適切な治療を受ければ治ることがほとんどです。チェリーアイになる前には目の赤みや腫れが少しずつ進行する場合も多いので、違和感を感じた場合には速やかに動物病院で診て貰うことが悪化を防ぐために大切です。