︎排泄後のおしりは拭いてあげるべき?

猫は基本的にグルーミングをすることで自分の体を清潔に保つ事ができます。ですので、通常は飼い主さんが毎回排泄後に猫のおしりを拭く必要はありません。しかし猫によっては自身のグルーミングだけでは生活を保つ事ができない場合もあります。
︎お尻が汚れてしまう原因

病気や高齢でグルーミングが十分にできない
病気や高齢で体力が少なくなっている場合、猫自身でグルーミングができなくなってしまうことはよくあります。 猫は1日の多くの時間をグルーミングに費やしていると言われているため、それができなくなると当然体の汚れは増えてしまいます。
下痢をしている
胃腸炎などで下痢や軟便が起きている時はおしり周りが汚れやすくなります。下痢や軟便が続いていると肛門が痛みを伴うことや体調不良があるため猫も自分でグルーミングをしようとしないことが多いです。
しかし、肛門周りに排泄物がついたままの状態で放置すると皮膚炎など他の症状を引き起こす恐れがあります。
肛門腺が溜まっている
肛門腺が溜まっていてそれが出ている場合も肛門周りが汚れる原因となります。肛門腺は通常であれば排泄物と一緒に出す事ができますが、肛門腺が排泄時に出せずに溜まってしまう事があります。それを床に擦り付けるなどして出すとおしり周りが汚れて強い匂いを伴います。
肛門腺は放っておくと破裂してしまう事も多いため、おしり周りが肛門腺で汚れていた場合は、定期的に動物病院で肛門腺絞りをして貰いましょう。
長毛種
長毛種は肛門周りの毛が長いため物理的に汚れがつきやすくなります。肛門周りの毛は短くカットするなど排泄物で汚れないための管理を飼い主さんがしっかりと行ってあげる事が大切です。
︎汚れている時の対処法

おしり周りが排泄物で汚れてしまっている場合、その状況によって対処法が変わってきます。
少しの量の排泄がまだついたばかりの状態の時には、ぬるま湯を浸したタオルや市販のシャンプータオル等で優しく拭き取ってあげましょう。
寝たきりの猫は下痢等で排泄物が広範囲についてしまう事が多くあります。そんな時に洗う方法としては、ドレッシングボトルを使う方法があります。
まず猫のお尻の下に大きめのペットシーツを敷きます。そして3つ穴が空いたドレッシングボトルに少量のシャンプーとぬるま湯を混ぜたもので洗っていきます。シャンプーは普通の動物用のシャンプーで大丈夫ですが、おしり周りの洗浄液を使うとより簡単に綺麗にする事ができるためおすすめです。洗えた後はドレッシングボトルにぬるま湯を入れて軽く流し、ドライヤーで乾かすと、シャワーをしなくても綺麗にする事ができます。
下痢をしている猫や寝たきりの猫にとってお風呂に入れることは大きなストレスとなり体力も消耗するため、この様になるべく猫に負担のかからない方法でお尻周りを洗浄してあげましょう。
︎お尻周りを清潔に保つためには

おしり周りが汚れやすい場合には、まずは肛門周囲の毛をバリカン等で短くすると清潔を保ちやすくなります。長毛種など肛門周りの毛が長い猫はもちろん、高齢や病気でグルーミングの頻度が落ちている場合、下痢をして汚れやすい場合には、短くトリミングしてあげましょう。
また毎回おしり周りが汚れてしまう場合にはトイレの大きさが合っていない事があります。トイレは猫の頭の先から尻尾の先までが十分に収まるくらいの大きさが最低でも必要です。十分な大きさのトイレを綺麗に保つだけでも、おしり周りの汚れがつきにくくなります。
︎まとめ

おしり周りの汚れが酷い場合や、時間が経ってしまって固まってしまっている場合、自宅では綺麗にするのが難しい事があると思います。
特に下痢をしているときなどはおしり周りが痛い事も多く、触られるのを嫌がる猫も多いです。痛い状態でタオルで無理にゴシゴシと拭く事は肛門周りの皮膚を傷つけ皮膚炎を招く事もあります。
そんな時にはなるべく放置せずに、動物病院等の専門家を頼りましょう。お尻周りを綺麗にしてほしいだけでも動物病院に行って大丈夫です。むしろそのまま放置してしまうと周りの毛を巻き込み毛玉が大きくなる事で、さらに対処が難しくなります。自宅で綺麗にするのが難しいと感じた場合は動物病院で綺麗にして貰い、ついでに肛門周りも汚れにくく短く毛をカットしてもらうと安心です。
グルーミングの低下や軟便等が続いて肛門周りが汚れやすい時にも、早めに動物病院を受診しましょう。