なぜ猫は紙を食べてしまうの?

興味・好奇心
猫は好奇心が強く、動くものや触感が面白いものに反応する傾向にあります。ふわふわしたティッシュやガサガサと音が鳴る新聞紙などを、遊び感覚で噛んだり舐めたりした結果、誤って飲み込んでしまうことがあります。
ストレスや退屈
運動不足や環境の変化、飼い主とのスキンシップ不足なども原因の一つとなります。ストレスや退屈を解消するために、段ボールを噛みちぎったり、トイレットペーパーを口に入れたりして、誤食してしまうケースも見られます。
栄養不足・消化不良
お腹が空いているあまり、近くにある紙を口にしてしまうことがあります。また、ミネラルなどの栄養不足や消化器の不調や内分泌疾患による食欲の異常亢進などが原因で食べ物ではないものを食べてしまう症状が出ることも。
1.落ち着いて状況を確認

まずは、無理に吐き出させようとせずに、どのくらいの量を食べたかチェック。小さな紙くず程度であれば消化されたり、便として排出されたりする可能性があります。一方で、複数枚や大きな紙を飲み込んだ場合は、腸閉塞などを引き起こす恐れがあります。
次に、何を食べたかを確認しましょう。例えば、レシートのような感熱紙は、表面をコーティングしている化学物質が悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
2.猫の様子をしっかり観察

嘔吐や吐き気がないか確認しましょう。食べたものを吐いた、吐こうとして苦しそうにしているようであれば、紙が内臓を傷つけていたり、胃や腸に詰まっていたりする可能性があります。
下痢や便秘をしていないかも重要なチェックポイントです。消化管を紙が刺激することで下痢になったり、逆に詰まって便が出なくなることもあります。
その他、急に食欲がなくなった、ぐったりして元気がない、呼吸が荒いといったような異変がないか、24時間程度は注意深く観察しましょう。
3.動物病院を受診する

紙は消化されにくく、胃や腸に詰まるリスクが高いです。少量であっても、体調に異変がなさそうでも、動物病院を受診することをおすすめします。
早急に病院へ連れて行くべき目安としては、以下のような状況・症状があげられます。
- 食べた紙が大きい、量が多い
- 激しく嘔吐する
- 便通に異常が見られる
- ぐったりして元気がなくなる
- お腹を触ると痛がる
- 呼吸がおかしい
受診する際には、どんな紙をどのくらい食べてしまったのか獣医師に伝えるとともに、残った紙や食べたものと同じ紙を持参するとよりスムーズな診断につながります。
まとめ

猫が紙を食べた場合、飼い主としては驚いてしまいますが、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。
食べた量が少なく、その後も普段通りに過ごしているようであれば、大きな問題にならないこともあります。ただし、嘔吐や排便の異常などが見られる場合は要注意。いずれのケースでも、早めに動物病院に相談すると安心です。
また、日ごろから新聞やティッシュなどを放置しない、遊びやスキンシップの時間をしっかりと取るといった工夫も誤食の予防になります。小さな工夫を積み重ねて、愛猫との安心で幸せな暮らしを守っていきたいですね。