猫の『長毛種・短毛種』で変わるお世話の方法4つ お手入れや飼い方に表れる違いとは?

猫の『長毛種・短毛種』で変わるお世話の方法4つ お手入れや飼い方に表れる違いとは?

猫には、大きく分けて「長毛種」「短毛種」が存在します。毛の長さが違うだけで、お世話の内容がガラリと変わることも。それぞれの違いについて詳しく解説します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

1.ブラッシングの頻度

猫のブラッシング

長毛種と短毛種で最も異なるのが、ブラッシングの頻度です。

ラグドールやペルシャなどの長毛種は、1~2日に1回のブラッシングが基本となります。換毛期になると、毎日のブラッシングが必須になるでしょう。

ブラッシングを怠ると、あっという間に毛が絡まって毛玉になってしまいます。毛玉が出来るだけでなく、毛球症や皮膚病を引き起こしてしまうことも。長毛種にとって、こまめなブラッシングは健康を守る大切なお手入れです。

長毛種のブラッシングは、コームやスリッカーブラシが必須。コームでざっくりと毛をほぐしたあとに、スリッカーブラシで抜け毛を処理するという方法です。毛玉が出来ている場合は、毛玉の外側から中心に向かって少しずつ梳かしていきます。

一方、日本猫やアビシニアンなどの短毛種は、基本的には自分で行う毛づくろいだけで充分です。換毛期は可能な限りブラッシングすることが理想ですが、それ以外は週に1回程度で問題ないでしょう。顔周りや足先などはコームで梳かし、それ以外はラバーブラシを使うのがおすすめです。

2.足裏のカット

猫の肉球

長毛種は、足裏の毛が伸びて生活に支障をきたすことがあります。そのため、足裏の毛のカットが必要です。伸びる速さには個体差がありますが、おおよそ月に1回程度はカットするといいでしょう。

足裏カットには、ハサミよりバリカンを使うのがおすすめです。肉球より長い毛を刈るイメージでカットしてみましょう。猫用の小さなバリカンが市販されているため、チェックしてみてください。

短毛種は、基本的には足裏カットは必要ありません。短毛種にも足裏の毛はありますが、肉球を覆うほど伸びることはほとんどないためです。

ただし、冬は肉球そのもののケアが必要になる場合があります。乾燥してひび割れることを防ぐため、保湿クリームでケアしてあげるといいでしょう。この場合は人のクリームではなく、必ず動物用のクリームを使用するようにしてください。

3.シャンプーの頻度

シャンプーする猫

猫は、基本的にシャンプーが必要ない動物です。しかし、長毛種の場合では、毛に汚れや皮脂が溜まる可能性があります。できれば月に1回程度シャンプーをすることが好ましいでしょう。

とはいえ、水を嫌がる猫をシャンプーするのは至難の業です。家でのケアが難しい場合は、無理をせず専門のサロンに連れていくことをおすすめします。

短毛種は、余程汚れていなければシャンプーは不要です。無理にお風呂に入れると、かえって信頼関係が壊れることがあります。ただし、高齢になると毛づくろいの頻度が減ってしまいます。汚れが目立ってきたら、ブラッシングをしたあとに蒸しタオルで体全体を拭いてあげるといいでしょう。

4.運動量

おもちゃで遊ぶ子猫

お手入れだけでなく、飼い方にも違いがあります。最も異なるのは運動量です。

長毛種は、短毛種に比べて運動量が少ないといわれています。もともと穏やかな性格の子が多く、のんびり寛ぐ方が好きなのかもしれません。そのため、肥満にならないよう注意が必要です。

運動不足を避けるため、無理のない範囲で一緒に遊んであげるといいでしょう。キャットタワーやキャットウォークを取り入れ、生活の中で自然と動ける仕組みを作るのも有効です。また、食事量が増え過ぎないようカロリーコントロールをすることも大切です。

一方、短毛種は、遊び好きな子が多いといわれています。運動不足がストレスの元となるケースもあるため、積極的に遊んであげるのがおすすめです。もちろん個体差がありますので、その子の性格をよくみて対応してあげてください。

まとめ

2匹の猫

長毛種は、被毛のお手入れや体重管理が必須となります。ケアに時間がかかる上に神経質なタイプが多いため、1人暮らしや2人暮らしなど落ち着いた環境で飼育できる方に向いています。

短毛種は、長毛種と比べてお手入れの苦労は少ないものの、好奇心旺盛な性格が「イタズラ」に繋がるケースも少なくありません。フレンドリーなので小さな子どもがいる家庭や多頭飼いに向いていますが、運動不足にならないよう配慮が必要です。

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