列車内に「置き去り」にされた子猫

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2026年1月早朝、「ScotRail」鉄道のヘレンズバラ・セントラル駅とエディンバラ・ウェイバリー駅間の列車内で、キャリーに入れられた状態の子猫が発見されました。
生後半年程度とみられる雌の子猫はたいへん怯えていて、職員が保護してダルミュア駅まで運びました。その後、グラスゴーの慈善団体「Cats Protection」に移され、そこの里親ボランティアの家庭に預けられました。
この子猫は、ミュージカルに登場する孤児にちなんで一時的に「Annie」と名付けられました。Annieは茶と黒、灰色の縞模様のキジ猫で、足元に白い靴下のような模様があるのが特徴的です。発見されたとき、青と灰色のキャリーに入れられていました。
Cats Protectionグラスゴー支部のコーディネーターElaine Brennanさんは、次のように述べています。
「ありがたいことに、子猫を献身的なボランティアのお宅に預かってもらうことができました。最初は怖がっていましたが、すぐに遊び心を見せ、今回の試練を無事に克服したようです。子猫の飼い主さんから連絡をいただければ幸いなのですが、残念ながら捨てられた可能性が高いと考えられます」
ボランティアの世話ですくすく成長

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それから1ヵ月がたちました。
「Annieはすばらしい里親の元で過ごし、すっかり元気に成長しました。ウェブサイトJustGivingを通じて、5000ポンド(約105万円)もの寄付が集まり、この子猫に寄せられた善意の大きさに、たいへん驚いています。時間を割いて寄付や情報のシェアをしてくださったみなさまに心から感謝しています。集まったお金は、保護している猫たちのために大いに役立ちます」というElaineさんです。
さらにうれしいニュースがあります。Annieの新しい飼い主が決まったのです。
「Annieを引き取りたいという申し出はたくさんありましたが、完璧な飼い主を見つけることができました」と説明するElaineさん。
新しい飼い主は、当時ダルミュア駅でAnnieの世話を手伝った検札係の職員Marie Foxさんです。
「列車で初めて子猫を見つけたとき、まさかうちの家族になるなんて想像もしていませんでした。でもあの朝の、小さくて弱々しかった姿が印象的で、今でも忘れられません。だからこの子に安全で愛情あふれる家を与えることができて、本当に特別な気持ちです」とMarieさんは話しています。
新しい家族と「第2の猫生」をスタート

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実はMarieさんはその数ヵ月前に愛猫を亡くしていました。
「だから、子猫を飼うには絶好のタイミングでもあったのです。新たなスタートを切る気持ちで、AnnieをDaisyと改名しました」と彼女。
Daisyは家族にすっかりなじみ、たくさんの喜びをもたらしてくれているといいます。
「Daisyが成長し、元気に育っていくのを見るのが楽しみです。Cats Protectionのみなさんがこの猫に与えてくれたケアや、支えてくださったほかの多くの方々に、心から感謝しています。Daisyの猫生のスタートは大変でしたが、これから幸せに向けて歩みを進めていきます」というMarieさんです。
「これまでできる限りの愛情とケアを与えてきましたが、やはりあたたかい家庭に勝るものはありません。Marieさん一家の元でDaisyが成長していく姿を見るのが楽しみです」とElaineさんは語ってくれました。
出典:
・Kitten abandoned on train given new home by ticket inspector
・'Frightened' kitten discovered on board ScotRail train