猫は『鏡に映った自分』をどう思う?5つの心理

猫が『鏡に映った自分』を見たときの反応は実に様々です。首を傾げる猫もいれば、「シャー」と威嚇して喧嘩腰になる猫もいます。
その中で共通しているのは"自分ではない他者"に対する反応になっているということ。猫は鏡の仕組みを知りません。だから、そこに映る姿が自分だとは思っていないのです。そう考えると、ますます猫の気持ちが知りたくなりますよね。
ということで今回は、『鏡に映った自分』を どのような存在だと思っているのか5つの心理を紹介いたします。
1.『あっ、猫ッ!!』

過去に多くの猫たちと生活を共にしていた保護猫や、今現在同居猫がいる猫は、『猫』という動物の姿に馴染みがあります。
よって鏡に映った自分を目にしたとき、咄嗟に『猫だ』と認識している可能性が高いのです。
自画像を理解することは困難でも、他猫の姿は猫として認識できるという賢さは実に興味深いですね。さらに面白いのはその後の反応です。
2.『はじめましてだね』

鏡に映る存在を猫だと認識している猫は、性格によって三者三様のリアクションを取ります。まずは比較的穏やかな性格の猫や、他者を受け入れやすい性格の猫の心境について紹介していきます。
他猫に対してポジティブな印象を持つ猫は、『はじめましてだね』と挨拶を試みます。鏡にそっと近づき鼻を近づけるでしょう。すると当然ですが、相手も鼻を付けてくれるのですんなり挨拶が成立します。
しかし肝心のにおいがない。その違和感に気づいてはじめて『えっ!?』と疑問符が浮かぶのです。その後もおおらかな猫の場合は、特に気にすることなくその場を立ち去ったり、じっと見つめ続けることが多いでしょう。
3.『お前誰だ!人の縄張りに侵入したな』

一方で警戒心が強い猫や、縄張り意識が強い猫は、そこに猫がいると判断した途端表情が険しくなります。
『お前誰だ!縄張りを奪いに来たのか?』そう問いかけるように威嚇し、鏡に突進したり攻撃を仕掛けたりするでしょう。執拗に鏡の裏側を確認して回る猫もいるかもしれません。
その後も威嚇を繰り返すようであればストレスがかかってしまう恐れがあります。明らかに好反応ではなく、苛立ちや怯えが強いようであれば布をかけてしまいましょう。姿が見えなければ落ち着きます。
4.『一緒にあそぼ!』

遊び盛りの子猫は同年代の猫を見ると嬉しくなります。鏡に映った自分を友達だと認識している猫は『一緒に遊ぼうよ』と誘う仕草を取ることがあります。
具体的には鏡にじゃれたり、スリスリしたりといった行動が見られます。おそらく飽きるまではしばらくこのやり取りが続くでしょう。
特に怖がる様子がなければ見守ってあげてください。ただし、自立式の姿見は留守番に倒れて怪我をする恐れがあります。場合によっては外出時のみ、布をかけるようにしてみてください。
5.『うわぁ、びっくりした!!』

中には本気で驚く猫もいます。『うわぁ!』と言わんばかりに目を見開いてフリーズする反応が見られるでしょう。その後のリアクションは性格によってまちまちです。
警戒心が強い猫は唸ったり、威嚇をすることが多いでしょう。そこで恐怖心が増してしまった猫は身を低くし、降参のポーズを取ります。
好奇心旺盛な猫はおっかなびっくりな反応をしつつも鏡に近づいていくでしょう。同居猫がいなければ『なんか動くやつ』という認識の元、興味を持つはずです。
猫によってはその後も、鏡を見る度に『びっくりした!』という反応を示すでしょう。そこでパニックになるようであれば見えなくしてあげてください。特に怯える様子がなければ、慣れさせる意味でもそのまま見守ってみてください。
まとめ

ほとんどの猫は、鏡に映った自分を自分だと認識できないのだそう。それを裏付ける心理実験があるので、興味のある方は『猫のミラーテスト』と検索してみてください。
一方で猫に馴染みのある猫は真っ先に『猫だ!』と思うようです。その先の心境は性格による差が大きそうでしたね。
ちなみに、特に反応がないという猫も珍しくありません。猫は通常の視力が0.1程しかないので、動きがなければ気にならず、そこに映る姿すら捉えていない可能性があります。
皆様のお家の愛猫はどの心境に近そうですか?筆者の猫たちは鏡に興味はあるものの、そこに映る存在に関しては無関心な気がします。