地震を感じとった猫の不思議な行動5つ

猫が地震などの異変を察知した時には、いつもと異なる行動が見られる場合があると言われています。
1.急に落ち着きがなくなる
そわそわと歩き回る、鳴き続けるといった行動を見せることがあると言われています。微細な振動や環境の変化に反応しているサインという説もありますが、体調不良の前触れとしても起こることがあるので、他の症状が出ていないか観察が必要です。
2.高い場所や狭い所に隠れる
猫の本能で、より安全な場所を探す行動と考えられています。揺れを感じる前に物陰に入る例もありますが、来客や物音による不安を感じている場合も同様の行動が見られます。
3.外へ出たがる
玄関や部屋のドア付近で鳴き続けたり、出入口に向かったりすることがあります。空気の変化やわずかな音を察知している可能性もありますが、単なる要求行動の場合もあるでしょう。行動が執拗な場合は体調に異変がないか確認することも大切です。
4.飼い主に密着する
猫は不安を感じると、信頼している相手の近くに寄ることがあります。地震の揺れの前後に甘えが強まることもあるという説もありますが、寒さや環境変化でも起こり得る行動です。
5.トイレや食欲に変化が出る
強いストレス反応の一種として、前触れなく急に食事をとらなくなる、排泄回数が変わることもあります。ただし、半日以上食べない場合や、嘔吐や下痢といった体調の異変を伴うようであれば受診を検討しましょう。
猫は地震を「察知」する

猫は、人よりも高い周波数の音を聞き取れたり、空気や気圧の変化、ごくわずかな振動を感じ取れたりするなど、感覚が非常に鋭い動物です。
大きな揺れ(主要動)が来る前には「初期微動」や建物内部のきしみ音、わずかな振動が発生します。そのため、人が気づくよりも前に察知している可能性があります。
科学的に「猫が地震を予知できる」と証明されているわけではないため、地震前の行動変化は、予知というよりも周囲のわずかな異変を素早く察知している可能性が高いと考える方が自然でしょう。
ただし、猫に行動の変化があっても必ず地震が起きるとは限りません。日常的なストレスや病気が原因のこともあるので、冷静に他の症状と合わせて判断する姿勢が大切です。
行動に異変が見られた時の対処法

愛猫のいつもと違う様子に気づいたら、まずは体調変化によるものでないのかどうかということを精査すべきです。受診をすることをおすすめします。
もし地震が今後発生し得ることと愛猫の変化が関連していそうであれば、家具の固定や避難経路の確認を行った上で、落ち着いて様子を見守ることが大切です。
震え、呼吸の荒さ、嘔吐や下痢といった症状は、ストレス以外の病気も考えられますので獣医師に相談しましょう。半日以上の食欲低下や元気消失など、明らかな体調不良の兆候が見られたら、速やかに病院を受診してください。
もし地震が発生する場合、いざという時にすぐ逃げられるよう、日頃からキャリーケースに慣れさせるようにし、非常用フードや水を備えておくことも重要な対策です。
地震や災害は不測の事態が起こりやすいもの。「これまで大丈夫だったから」と油断せず、何かあった時のための備えをきちんとしておきましょう。
まとめ

猫が地震を予知しているかどうかは断定できませんが、聴覚などの感覚が鋭いため、人よりもはるかに早く異変を感じ取っている可能性はあります。
大切なのは、愛猫の行動の変化をきっかけに慌てるのではなく、日頃からきちんと備えているか見直す機会とすることです。家具の転倒防止や備蓄、避難経路の確認といった対策は、猫と飼い主双方の安全につながります。
いざという時にすぐ逃げたり動いたりできるよう備えつつ、愛猫の変化にいち早く気づける観察習慣を持つようにしましょう。その心がけは、愛猫の健康と安全を守ることにもつながります。