「新しいもの」に対しての猫の心理

猫は、生活の中で少しでも変化があると、すぐに気づく動物です。家に新しい家具が来たときや、初めて見るおもちゃがあるとき、猫はどんな気持ちでそれを見ているのでしょうか?実は猫は「新しいもの=大好き!」と単純に喜ぶわけではありません。猫の行動の裏には、主に3つの気持ちがあります。
1.強い「好奇心」がわく
猫はもともと狩りをして暮らしてきた動物なので、周りの環境を常にチェックしたいという強い本能を持っています。新しいものは、猫にとって「なんだろう?」「安全かな?」「遊べるものかな?」と調べる必要があるものなのです。特にニオイを嗅いだり、そっと触ってみたりするのは、この好奇心を満たしたい気持ちからです。これは猫が持っている、とても大切な探索する力です。
2.「退屈」を解消したい
毎日同じことの繰り返しだと、猫も飽きてストレスを感じてしまいます。新しいおもちゃや少し変わった場所は、猫にとって良い刺激になり、退屈な時間から抜け出すための楽しいチャンスになります。新しいものに夢中になって遊んでいるときは、気分転換ができている証拠です。
3.「安全」かどうか確認したい
猫は自分のテリトリー(縄張り)を守る意識が強いため、急に知らないものがテリトリーに入ってくると、まず「敵ではないか?」「危険はないか?」と警戒します。すぐに近づかずに遠くから見つめているときは、この警戒心が働いているサインです。
臆病な猫や、大きなものが急に現れた場合、猫は新しいものを怖がって、隠れたり、唸ったりすることもあります。安全だとわかれば興味を示すようになりますが、最初は慎重になるのが猫の習性です。
猫に「新しいもの」を提供するときの注意点

少しずつ慣れさせる
猫は急な変化が苦手です。例えば、新しいベッドを買ってきたら、いきなり猫の目の前に置くのではなく、まず部屋の隅に数日置いて、猫が遠くから見たりニオイを嗅いだりする時間を与えましょう。猫が自分から「近づいても大丈夫そうだ」と納得するのを待つことが重要です。
無理やり近づけない
新しいものに対して怖がっている猫を、無理に抱き上げて近づけたり、押し付けたりするのは絶対にやめましょう。怖がらせてしまうと、その新しいものだけでなく、飼い主さんのことも信頼できなくなってしまうかもしれません。猫のペースを尊重し、猫自身が興味を持つまで待ちましょう。
安全性を確認する
猫に新しいものを与えるときは、危険がないかチェックが必要です。特に新しいおもちゃは、小さな部品が取れて猫が飲み込んでしまわないか、噛みちぎってケガをしないか注意してください。新しい植物や家具なども、猫にとって毒性のあるものや、倒れる危険がないか確認しましょう。
まとめ

猫が新しいものに対して示す行動は、強い好奇心と、自分の安全を守りたいという警戒心がミックスされたものです。
飼い主さんが猫の気持ちを理解し、急がせずに、安全な環境で新しいものを提供してあげると、猫は安心して新しい刺激を楽しむことができます。猫が新しいものに近づいてニオイを嗅いでいるときは「頑張って探検しているね」とそっと見守ってあげましょう。