1.キャットシッター

キャットシッターとは猫専用のシッターのことです。飼い主さんが旅行や出張など長期間留守にしなければならない時、飼い主さんに代わって猫の食事やトイレの管理をします。
もちろん飼い主さんが留守にしている間の猫の健康の管理もしなければなりませんし、何より飼い主さんの家の鍵を預かることになるため信頼関係が必須で責任重大な仕事でもあります。
キャットシッターをするのに必要な資格は特にありませんが、ペットトリマーや動物看護師等の知識を学んでいるとより専門的なお世話ができるため、興味のある方は勉強することを考えても良いのではないでしょうか。
2.猫カフェ

猫カフェの店員になる場合、猫のお世話も大切な仕事の1つではあるのですが、カフェのほうの業務もきちんとこなさなければなりません。
通常のカフェのようにお客さんからオーダーを取ったり、食べ物や飲み物を運ぶという仕事も必須になります。
またSNSに投稿するための写真撮影や記事の執筆をすることもありますし、当然ですがカフェ内の清掃も業務の1つに入ります。
猫のお世話とカフェとしての接客業務を両立させなければならないため、猫だけでなく人と話すのが好きでなければなかなか難しい仕事かも知れません。
店員になるのに必須の資格はありませんが、自分で猫カフェを経営するとなると話は別で『第一種動物取扱業者』の登録や『動物取扱責任者』の設置も当然のことながら飲食店であるため『飲食店営業許可』の取得と『食品衛生責任者』の資格が必要になります。
3.キャットトリマー

キャットトリマーとは猫の毛のカットやだけでなく、飼い主さんでは難しい爪切りやシャンプー、耳掃除や皮膚の健康チェックといった様々な仕事をする職業です。
猫の皮膚はとても薄いためひどい毛玉などは飼い主さんが無理に取ろうとすると猫の皮膚を傷めてしまう可能性があります。そういった場合の毛玉除去もトリマーにとって大切な仕事の1つになるでしょう。
長毛種の猫にとって夏の暑さは熱中症を引き起こす危険性もあるため、ただ猫の毛を整えるのではなく『暑さ対策』を考慮したカット技術も必要です。
キャットトリマーになるために必須な資格はなく、ペットサロン等で技術を学ぶことでなれます。ただし専門学校を卒業することで民間資格を取ることができますので、即戦力が必要な業界としてはそういった民間資格も強みになるでしょう。
まとめ

猫に関わりながら働ける仕事はたくさんありますが、どの職に就くとしても必ず『猫が好きであること』が前提になります。
猫が苦手な人に飼い主さんでも引っかかれてしまう可能性のある爪切りといった仕事をするのはなかなか難しいでしょう。
もちろん猫と関わる仕事を探している人の中に猫が苦手な人はほとんどいないと思いますが、猫が好きだからこそ猫のためになる仕事を希望するはずです。
いざ仕事を始めると『可愛い』だけでは済ませられない大変さも経験することになりますが、それでも猫を愛する人であればきっと『やりがい』を見出すことができるでしょう。