1.強い好奇心と遊び心

猫は新しいにおいがするものや見慣れないものに、好奇心を抱く習性があり、その結果、敷物をおもちゃや遊び場にしてしまう場合もあります。まるで獲物を狙うハンターのように敷物の下に隠れ、同居猫や飼い主さんの足を狙って急に飛び出しては遊び始めます。この行動は、猫にとって本能的な狩りの欲求を満たす大切なシミュレーションです。
しかし、すぐに興味を持たず、新しいものを怖いと感じる猫もいます。これも猫の習性です。我が家の猫も1年後に急に敷物に夢中になりました。猫によって興味を持つまでの時間は異なります。
2.自分の縄張りを主張したい

猫は縄張りを作る動物で、室内飼育の猫は自分が生活している部屋の中が縄張りです。顔や体をこすりつけたり、爪とぎをしたりしてにおいをつけて自分の縄張りであることを主張しています。
猫は、自分のにおいがついた場所が最も安全だと感じ、自分のにおいがしないものがあると「侵入者がいる」と警戒します。安心できる場所にするために自分のにおいをつける必要があるのです。
新しい敷物の上でコロンコロンと転がったり、爪とぎをしたりして夢中になっている行動は、猫が縄張りであることを主張するための行動です。
3.くつろぐのに最適

猫は快適に寝たり休憩したりする場所を探すのがとても上手です。日当たりや温度などもそうですが、心地よく休める素材であることもポイントです。
新しい敷物の素材の感触や暖かさが猫の好みだと、自分だけの場所のようにくつろぐことがあります。厚みがあってクッション性の高い生地、さらっとしていて通気性がいい生地など、猫によって素材の好みの違いもあります。
また、飼い主さんが新しい敷物でくつろぐことが多いと、猫も飼い主さんと一緒にくつろぐようになります。猫は、飼い主さんのそばにいることで安心感を得て、飼い主さんがリラックスしている場所を、猫も「安全で心地よい場所」と認識し、一緒にくつろぐことで絆を深めているのです。
まとめ

新しい敷物は、猫にとって好奇心を満たし、安心感を与えてくれる大切なアイテムです。最初は警戒してしまう猫もいますが、時間がたつにつれて警戒心が解けて敷物が遊び場になったり、リラックスできる場所になったりすることもあります。
新しい敷物を導入したら、猫の反応を観察してみましょう。すぐに夢中になるのかなど猫の性格や好みが見えて、猫をより深く知るきっかけになるかもしれません。