ごく短い間しか見られない『子猫サイン』4選 成長とともに消える、チビ猫ならではの貴重な特徴

ごく短い間しか見られない『子猫サイン』4選 成長とともに消える、チビ猫ならではの貴重な特徴

子猫の時期はあっという間に過ぎてしまうものです。実は、その尊い時間にしか見られない子猫の特徴があるのをご存じですか?今回はそんな「子猫のサイン」を4つご紹介します。

1.キトンブルー

キトンブルーの瞳の子猫

生後すぐの子猫は、青い色の目をしています。これを「キトンブルー」と呼びます。

原因は、虹彩のメラニン色素が未発達なためで、光の加減で青く見えるという状態のもの。本来の目の色に変化する時期は個体差がありますが、だいたい生後6~8週頃からです。

たった1週間だけでも目の色がガラリと変わることがあるので、毎日写真を撮っておくことをおすすめします。

2.ゴーストマーク

シャムの子猫

呼び名に「ゴースト」と付いているので、幽霊をイメージする人もいるかもしれませんが、これは子猫の毛に一時的に現れる「うっすらとした模様」のこと。縞模様や斑点がスポット的に出たり、マーブルのように出現することです。

ゴーストマークが現れるメカニズムには、外敵から保護するカモフラージュという説もあります。自然界で狙われやすい子猫が「迷彩模様」になることで、生存率を高めるという防衛的な説ですね。

ゴーストマークが見られやすい猫種は、タビー柄やロシアンブルー、シャム猫。また一部の白猫にも見られることがあります。

生後数ヶ月から1年以内に徐々に薄くなっていくので、ぜひ写真に残しておきましょう。

3.ベビーファー

生後まもない子猫たち

「ベビーファー」とは、文字通り「赤ちゃんの被毛」です。子猫は生まれた時には、とてもやわらかくて細い被毛で全身が覆われています。

なんともいえないフワフワ感と、軽やかさは、まるでシルクのよう。いくらモフモフの成猫でも、ベビーファーとの違いは明らかです。

しかもベビーファーは、まだ毛根や毛幹が未発達な状態のため、毛の芯は空洞に近い構造なのだとか。そのため、感触だけではなく、見た目にも「ふわっ」とした感じがわかるはずですよ。ぜひ太陽の光を受けた状態で撮影してみてください。神々しいような「ふわふわ感」が強調された写真が撮れますよ。

ベビーファーが生えかわるのは、生後4~6カ月頃。1年前後には完全に生え替わりますが、長毛種の場合は1年半かかることもあります。

4.ぽんぽんしっぽ

しっぽを立てた子猫

子猫のしっぽは、骨格がまだ細くて未発達な状態です。そのため、毛のボリュームが目立つ状態なので「ぽんぽんに見える」ことから「ぽんぽんしっぽ」と呼ばれるようになりました。

しかも子猫のしっぽの筋肉はまだ未発達なので、動作がしなやかではありません。動きが控えめなのも「ぽんぽん感」が強調される理由のひとつですね。

なお、子猫時代のぽんぽんしっぽは、骨格がしっかりしてくる頃には見られなくなります。

まとめ

母猫と子猫

人間の子どもにも、すべすべの肌ややわらかい髪の毛、など「子どものときにしか見られないもの」がたくさんあります。

それと同じで、猫も子猫時代にしか見ることができない「子猫のサイン」が存在します。これを知らないと、尊いサインを見逃してしまうかもしれません。

キトンブルーもベビーファーもいつまでもあるものではないので、ぜひ動画や写真に残しておいてくださいね。

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