猫にとって接触を避けたい危険な動物9選

1.猛禽類
ワシやタカ、大型のフクロウといった猛禽類は、鋭い爪と強力なくちばしを持ち、上空から猫を捕食対象として襲うことがあります。
特に子猫や若い猫は体が小さいため、格好の標的になってしまうことも。簡単に連れ去られてしまう危険性があります。開けた場所や見通しの良い場所では警戒が必要で、そのため猫を屋外に出すことはあまりおすすめできません。
2.ハクビシン
夜行性のハクビシンは、鋭い爪と牙を持ち、猫と遭遇した場合に攻撃的な態度を取ることがあります。
特に食べ物を巡る争いや、自身の縄張りを守ろうとする際に危険です。また、ハクビシンは感染症を媒介する可能性もあり、直接的な攻撃だけでなく、間接的な接触も避けるようにしてください。
屋根裏などに侵入することもあるため、家への侵入対策も重要になります。
3.アライグマ
好奇心旺盛で警戒心が薄いアライグマですが、猫に対しては攻撃的な一面を見せることもあります。
鋭い爪と歯で引っ掻いたり噛みついたりする可能性があり、怪我の原因となるので注意しましょう。また、アライグマも狂犬病などの感染症を媒介することが知られています。
不用意に近づけず、遭遇してしまった場合は刺激しないように注意が必要です。
4.キツネ
警戒心が強く臆病な性格のキツネですが、空腹時や身の危険を感じた際には猫を攻撃することがあります。
特に子猫は襲われやすいです。また、キツネは狂犬病や寄生虫を媒介する可能性があり、接触は避けるようにしてください。夜間に行動することが多いため、夜間の猫の外出も危険が伴うためあまりおすすめできません。。
5.タヌキ
比較的おとなしい性格のタヌキですが、縄張り意識が強く、猫が不用意に近づくと威嚇したり攻撃したりすることがあります。
また、タヌキも寄生虫や感染症を媒介する可能性があります。特に住宅街や公園など、タヌキの生息域に近い場所では注意が必要です。遭遇した場合は、刺激せずにそっと距離を置くようにしましょう。
6.イタチ
小型ですがどう猛なイタチは、猫、特に子猫にとっては脅威となります。素早い動きで猫を翻弄し、鋭い牙で噛みつくことがあります。
また、イタチも感染症を媒介する可能性があります。狭い場所や茂みなどに潜んでいることが多いため、猫が不用意に近づかないように注意が必要です。
7.野犬
群れで行動することもある野犬は、猫にとって非常に危険な存在です。体格差があり、集団で襲いかかる可能性もあるので気を付けましょう。
噛みつきによる怪我は深刻になりやすく、狂犬病などの感染症のリスクも高まります。野犬が生息する地域では、猫を絶対に屋外に出さないように徹底するようにしてください。
8.大型ヘビ
地域によっては、猫を捕食する可能性のある大型のヘビが存在します。締め付けられたり、毒を持つヘビに咬まれたりする危険性があるので、気を付けなければなりません。
特に草むらや湿地帯など、ヘビが生息しやすい場所では注意が必要です。猫がそのような場所に近づかないように注意を払いましょう。
小柄のヘビの場合、猫が狩りをすることもありますが寄生虫の感染の原因となることもあります。接触は控えさせましょう。
9.カラス
知能が高く、好奇心旺盛なカラスは、特に子猫や弱った猫を攻撃することがあります。
鋭いくちばしでつついたり、引っ掻いたりする可能性もあり危険です。また、猫の食べ物を奪おうとすることもあります。カラスが多く生息する場所では、注意が必要です。
猫を「天敵」から守るための対策

猫を「天敵」から守るための最も有効な対策は、猫を「完全室内飼育」にすることです。
これにより、予期せぬ野生動物との接触を完全に避けることができます。どうしても屋外に出す場合は、必ず飼い主の目の届く範囲で、ハーネスとリードを装着し、安全を確保してください。
庭に放す場合でも、高い柵を設置し、野生動物が侵入できないように対策をしましょう。夜間や早朝など、野生動物の活動が活発な時間帯の外出は特に危険です。
また、猫が隠れられる安全な場所を庭に作ってあげることも有効です。地域によっては、害獣駆除が行われている場合があるので、情報を収集し、注意喚起に従いましょう。
猫がこれらの動物に遭遇してしまった場合は、無理に追い払おうとせず、安全な場所に猫を避難させることが最優先です。
まとめ

猫にとっての「天敵」は、私たちの側にいる身近な動物たちです。
大切な愛猫を守るためには、なるべく「完全室内飼い」をすることをおすすめします。
怪我だけでなく病気や寄生虫による感染症の予防ができるだけでなく、私たち飼い主の身を守ることにもつながります。