ユニークな『異名』を持つ猫種4選 それぞれの特徴や魅力を伝えてくれるステキな“あだ名”

ユニークな『異名』を持つ猫種4選 それぞれの特徴や魅力を伝えてくれるステキな“あだ名”

見た目や性格、歴史的背景から付けられたユニークなあだ名が存在する猫がいます。こうした異名は、その猫種の魅力を端的に表現していることも多く「なるほど!」と思うことも多いでしょう。今回は、そんなあだ名を持つ4つの猫種を紹介します。

1.シャルトリュー

シャルトリュー

別名「フランスの宝」「生きたフランスの記念碑」とも呼ばれるシャルトリュー。フランス原産の猫で、美しい見た目や、歴史に深くかかわってきたことからそのように呼ばれています。

また美しいブルー(グレー)被毛を持つことから、ロシアンブルーやコラットと並んで「ブルー御三家」と呼ばれることも。

シャルトリューの起源は諸説ありますが、シャルトリューズ修道院で飼われていた猫が起源であるとの説があり、名前の由来にもなっています。

シャルトリューは、頭が良く、活発な性格で、筋肉質な体を持ち、高い場所に登るのが大好きです。その一方で、鳴き声が小さいため、キャットタワーを設置するなど上下運動ができる環境であれば集合住宅でも飼育しやすい猫種と言えるでしょう。

2.デボンレックス

デボンレックス

デボンレックスはクリクリした被毛から「プードルキャット」というあだ名でも知られています。また大きな目と大きな耳を持つから「エイリアンキャット(宇宙人のような猫)」と呼ばれることもあります。

デボンレックスの祖先がイギリスのデボン州で誕生したことから「デボンレックス」という名前が付けられたとされています。ちなみに「レックス」とは遺伝子の専門用語で、巻き毛の猫は一般的に「○○レックス」となります。

性格は好奇心旺盛で、人懐っこく、おちゃめな一面があります。非常に活発で、常に動き回って遊んでいるため、座っていることはほとんどないでしょう。

3.アメリカンカール

アメリカンカール

クルンと後ろにカールした耳が印象的なアメリカンカール。子猫のような甘えん坊な性格から「ピーターパンキャット」「猫界のピーターパン」というあだ名を持っています。

1981年にアメリカで偶然発見された耳がカールしている猫が起源と言われている比較的新しい猫種です。

性格は非常に人懐っこく、人とのコミュニケーションが大好き。大人になっても甘えん坊なところがあり、いつも飼い主さんの側で過ごしている猫もいるほどです。

またとても穏やかな性格でしつけもしやすいことから、集合住宅でも飼育しやすく、はじめて猫を飼うご家庭でも安心してお迎えできる猫種と言われています。

4.メインクーン

メインクーン

「穏やかな巨人(ジェントルジャイアント)」という別名で知られるメインクーンは、アメリカ原産の大型猫種です。体重は成猫で6〜9kgに達し、長く豊かな被毛とふさふさのしっぽが特徴的。

アメリカで1600年代ごろから、ネズミ捕りをするワーキングキャットとして飼われていたと言われています。

その見た目からは想像できないほど温厚で、飼い主さんには忠実です。大型犬のような落ち着きと包容力を持ち合わせており、ほかのペットや小さな子どもとも問題なく共存できる優しさを持ち合わせています。

またメインクーンは、一般的にオスは甘えん坊、メスは独立心が強い傾向があると言われています。

まとめ

デボンレックスの子猫

今回は4種類の猫種を取りあげましたが、ほかにもユニークで個性的なあだ名を持つ猫は多数います。

たとえば、アメリカンショートヘアはネズミ退治をしていたことから「マウサー(ネズミ捕り)」、ターキッシュバーンは水を恐れず、泳ぎが得意なことから「スイミング・キャット」、シンガプーラは、小さな身体と大きな目と耳から「妖精」と呼ばれています。

興味を持ったら、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?

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