『猫トイレ』のキレイをキープするための4つの習慣
猫と暮らす中でちょっぴり困るのが猫のトイレ臭。あの＂いや〜な臭い＂を消すことは可能なのでしょうか。そして、できるだけキレイを持続させることはできるのでしょうか。
実は、ちょっとしたひと手間で猫トイレはキレイな状態をキープできるのです。ここでは、それを実現するために取り入れてほしい習慣を4つ紹介いたします。
1.排泄物をこまめに除去
最もシンプルで手っ取り早い方法は、排泄物をこまめに除去することです。
猫自身もできるだけ早く臭いを消したいと思っているので、ストレスなく過ごすためにも理にかなった習慣になります。
飼い主さんの在宅時間が長い、あるいは常に誰かしらの人が家にいるというご家庭では、無理のない範囲で実行してみてください。
2.深さのあるトイレを使う
家を空ける時間が長いご家庭では、排泄物をこまめに除去するなど不可能です。そういう場合は、愛猫にも協力してもらいましょう。
猫には元々砂をかけるという習性があります。つまり、しっかりと排泄物が隠れていれば臭いが消えやすくなるということです。
やや深さのあるトイレを用意して、砂をたっぷりと敷き詰めてあげましょう。そうすれば自ずと砂がかけやすくなります。ただ、このタイプのトイレでは豪快に砂が飛び散る可能性が高くなります。
そこで、あると便利なのが猫用のトイレマットです。足裏に付着した砂はもちろんのこと、かける過程で飛散した砂もしっかりキャッチしてくれます。
このような工夫を凝らすことで、掃除の頻度は増やせずとも、臭い残りは減らすことが可能になります。
とはいえ、帰宅後は一度排泄物を撤去してあげてくださいね。
3.本体を洗い砂を入れ替える
定期的に本体を洗い、砂を入れ替えることも重要です。目安としては1ヶ月に1回行うのが理想です。
標準的な洗い方としては、ペット用洗剤を用いて水洗いをします。余裕があれば天日干しするとより清潔な状態になるでしょう。
しかし、洗う場所や天日干しが難しい場合もあるかと思います。そもそもそのまで時間を割くことが困難な飼い主さんもいるかもしれません。
そこで、筆者が実行している時短テクニックを紹介いたします。
- 汚れた砂を全てゴミ袋に入れる
- 床拭き用のウエットシートで全体を拭き取る
- ペーパータオルで乾拭きをして本体を乾かす
- 新しい砂を入れる
ウエットシートを使用する際はノンアルコールタイプが理想です。汚れが激しい時は水拭きの前に一度乾拭きをすると良いでしょう。
尚、水拭き・乾拭き共にぞうきんを使用しても大丈夫です。ただ、ぞうきんに付着した臭いが取れにくいので、使い捨てのウエットシートやペーパータオルがおすすめです。
古い砂を処分する際は、自治体のルールに従って捨ててください。
4.臭いが取れなくなったら新調する
ここまで紹介してきた習慣に沿ってキレイにしていても、定年劣化は避けられません。いくら本体を洗っても臭いが取れなくなった時は新しいものを購入してください。
新調した際は、古いトイレの砂を少量混ぜるようにしてください。程よく自分のにおいがすることで安心して使用することができます。
かなりデリケートな猫の場合は、新旧どちらのトイレも使用できるようにしつつ、徐々に新しいトイレへと移行できるようにしてあげると良いでしょう。
まとめ
猫トイレの＂キレイ＂をキープするために取り入れてほしい習慣を4つ紹介いたしました。
猫はマイペースなようで繊細な動物です。日頃からトイレを清潔に保つことは、膀胱炎や尿石症、猫の天敵である腎臓病の予防にもつながります。
室内の臭いも気にならなくなるので、人間的にもありがたい効果が得られるでしょう。大がかりな掃除は大変かと思いますが、大切な愛猫と快適な住まいを守るためにも、できることから取り入れてみてください。
ちなみに消臭効果が高い猫砂は『鉱物系』で、臭い残りが少ないトイレのタイプはシンプルな箱型です。参考にしてみてください。